巣箱、作りたい!
2014.3.27
こんにちは、アカネです。
今回は前回の“鶏、飼いたい!”の記事の続きです。
大家さんと社長の神がかった計らいにより、鶏の番を手に入れた我が家。長年の夢だった鶏ライフの幕開けです!!
夢は、鶏を繁殖させて卵と肉を恒久的に手に入れること。しかし、問題も発覚しました。
社長からいただいた“後藤もみじ”という鶏は、年間300個の卵を産める、メスの中のメス。卵を産むことにかけては誰にも文句を言わせない、プロ中のプロです。
ところが、品種改良によって生み出された彼女たちは、すでに卵をぬくめ子育てをする本能を失っているというのです。
本当でしょうか!?
子孫繁栄って、生物が地球に誕生したときからの永遠のテーマのはず。いくら人間が改良したからって、その生命の根源とも言える本能が消えるなんて、あるのでしょうか!?
私は後藤もみじこと“後藤さん”の母性本能を開花させるべく、巣箱作りに乗り出したのでした。
実家にちょうどいい板があったので、ストローファームで寸法を合わせてもらい、作らせてもらうことにしました。この板も、実家が去年まで薪でお風呂をたいていたときに、ストローファームからもらってきていた端材でした。父が使えそうな板を選り分けていたのです。
週末庭仕事をしながらときどき鶏小屋を覗いていると、後藤さんは卵を二つ産んでいました。そして、その卵の上に座り込んだのです!
そしてそして、お腹からはみ出していた卵を、くちばしで優しくお腹の下に入れたのです!
ご、後藤さん!!!
やっぱり本能は消えてなかったのね!?
そうだよ、あんたの貫禄は無駄じゃなかった!!
あんたこそビッグマザーに相応しいよ!!!
そのあと後藤さんはわりとすぐに立ち上がって餌をあさり、もう卵をぬくめようとはしませんでした。でも、私が卵にマジックで印を付けに入ると、いままでにない警戒の声を上げるなど、いつもとは明らかに態度が変わっています。
鶏は卵を10個前後産んでから抱卵に入るそうなので、まだまだ期待できそうです。これはすぐにでも巣箱を用意してあげなくては!!
月曜日の放課後、私は巣箱作りに取り掛かりました。
木を組み立てて、タッカーで打ちつけて、気分はすっかり鉄腕DASHです♪
AKANEは、巣箱を製作できるか!
チャーチャー・チャーン♪(DASH島のテーマ)
・・・しかし。
おかしい。実家で用意した板だけじゃ足りない・・・。家でちゃんと合わせてみたのに・・・。
なんで?同じ大きさの板を使ったはずなのに、なんか高さが全然合わない。
それに壁がグラグラする。。。壁板を支えるための板がいるんだ!
てゆーか、支えの板張ったら高さ揃えてなかったもんやき屋根がつかんで。すでに組み立てているもんだから、糸ノコでも切れんし。
私は、「この道をまっすぐ歩いて15分ね!」という説明で迷うことのできる、特殊能力の持ち主なのです。地図を読むとか、頭の中で図形を組み立てるとか、空間認識能力の劣りにかけては誰にも負けません!
かなり試行錯誤をして、やっと巣箱が完成しました。
あとは家でこれに布をかけるだけです。布をかけると鶏が安心するんですって。
私は着なくなったキャミソールを裂いて、のれんにしました。花柄です。ごとうさんも、きっと乙女心をくすぐられるハズ。
明日の朝鶏小屋に入れてあげよう。後藤さん気に入ってくれるかな^^
・・・って、違うのが入ってるけど^_^;
私はわくわくして眠りにつきました。
ところが、予想外の展開が私たちを待っていたのです・・・!
(続く)
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
増税前!
2014.3.23
こんにちは、アカネです。
四月一日から始まる、消費税8%。
いよいよあと一週間を切りました!(現在3/23)
ストローファームは新年が明けてからも慌しい毎日を過ごしています。ありがとうございます。ままごとセット、おふろでちゃぷちゃぷ、赤ちゃんのおもちゃセット、ベビーそろばん、大工道具、箸置き・・・。
やっとままごとのリンゴが10個できた!と思っても、他のおもちゃを作っているうちに数日後には無くなっていたり。「今日ちゃぷちゃぷやった!?」「まだやれてない!昨日も仕上げてないからヤバイよね」という会話が飛び交っていたり。
○○を早く作りたいけど、木がないからまた製材してもらわなきゃ・・・という状態だったり。
それに卸の注文も入っていたりして、工房の中はてんてこ舞いです。
助っ人で来てくれているSさんも、週一日のところを三月は週二日で来てくれています。
私も連日大根(ままごとセットの)を作っていて、右腕が少し筋肉痛。。。。
増税前の駆け込み需要なのか、桃の節句や卒園・入園などの頃だからなのか、嬉しい悲鳴が止まらない・・・といった状況です。
本当にありがとうございます。
それにしても、増 税 です!!
消費税 8 % です!!
もちろん、増税が必要なことはよくわかっています。働き盛りの人口が減る一方の日本で、老人は増える。復興や、福島第一原発の処理や、災害対策や、福祉政策の増加。どれも先の長い、難しい問題です。
増税には納得しているけれど、それでも、生活に打撃があるのは事実です。
特に高知県では、社会人のほとんどが車を所有するほど、公共交通機関が整っていないところ。
ガソリンも毎日のように値上げだし、本州四国連絡線も値上がりするし、消費税も自動車税も値上げとなると、「あといったい生活のどこを削れば!?」というのが、一般家庭のキモチ。
本当に、みんなの税金、大切にたいせつに、使ってもらいたいです!
今日のニュースで、いくつかの大企業が給料のベースアップを決めたことを伝えていました。でも、中小企業に恩恵は届いていない・・・とも。
四月以降、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。
不安もありますが、「どんな状態だってお金をかけずに豊かな時間を過ごしてやる!!」って気持ちでいます^^
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
木は元気の源(^^)
2014.3.22
こんにちは、トモです。
先日、インフルエンザにかかりまして...
旦那を除く家族5人、順々に感染・発症していきました。
とにかく頭痛がひどくて3日間眠れず、今までのインフルエンザの経験の中で1番体がきつかったです。
子ども達が通う小学校は数人を残しほとんどの児童がかかってしまう事態に。今年のインフルエンザB型の猛威には参りました。
長男は10代のためタミフルは使えず、イナビルというお薬を処方されました。噴霧される薬を一回吸い込むだけというもの。喘息持ちではありましたが、重度ではないのでOKでした。
熱や薬の副作用による異常行動が心配でしたが、多くの異常行動は高熱の時に見る夢のせいではないかと医師は話していました。実際長男も怖い夢を見てかなりうなされたようです。周りにも子どもが異常行動を起こした保護者の方がおり、かなり焦ったと話を聞きました。
因果関係がハッキリしてくれたら良いのですが...
そんな中、冷蔵庫からビールを出し「アルコール消毒しなきゃ♪」という旦那。
結婚して以来数回、家族皆がインフルエンザにかかる中、同じ部屋に寝ているのにも関わらず彼だけかからない状態を見ると、これは単なるオヤジギャグではないのかもしれないと考えてしまうほど。
普段の生活リズムや体力云々関係はなさそうな抵抗力、凄すぎです。
2週間以上まともに工房へは行けず、スタッフの皆さんに多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
病み上がりということもあってか調子が戻るまでに時間がかかりましたが何とか復活。
5日間で4kg以上減ってしまった体重も少し増え、体力もついてきました。
久しぶりの作業、工房は大忙しです!
やっぱりオモチャを作るのは楽しい!
オモチャの可愛い表情やスベスベに磨かれた木に癒やされ、どんどん元気にp(^_^)q
木の香りはアロマ効果もあると言われていますね。中でもフィトンチッド効果は樹木の香り成分であるテルペン類が人間の神経を和らげ、気持ちをリラックスさせてくれるそう。
工房に広がる様々な木の香り、とても贅沢な空間です。
すっかり元気になったものの鼻は詰まったまま。
「インフルエンザ!なんてしつこいの!?」
と思っていたところ、目がシパシパ。鼻はポコン!と外してじゃぶじゃぶしたい程の痒み。
とうとう本格的に花粉の季節が来たようです...
3人目の子どもを出産してから突然発症した花粉症。以来、毎年春は花粉とは切っても切れない関係になっています。
憂鬱な日もありますが、今日も沢山の木たちに囲まれて癒しを戴こう。
皆さんにもこの土佐のストローファームから、木の恵みをお届けします!(^-^)/
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
スミレの叡智
2014.3.19
アカネです。
通勤路の、アスファルトの上にも春が来ました。
アスファルトの隙間、わずかな土の上に咲いています。こんな可憐な花にこんなに生命力があるなんて、意外に思ってしまいませんか。
スミレは、山の中にも咲いています。人間が草を刈ったりして、背の低い雑草が生えている日当たりのいい場所に、ふいにスミレが咲いているのです。
スミレは、カヤやセイタカアワダチソウのように根っこからどんどん増えるわけではありません。また、シバのように地面に接した節から根っこが生えて、どんどん繁殖することもできません。
それなのに、そういう雑草の中で、一人凛と咲いているのです。
芭蕉もそんなスミレの姿に心打たれたのでしょう。
山路来てなにやらゆかしすみれ草
と詠んでいます。
ところで、写真のスミレ、どうやってここに咲いたのでしょう。
風が、天文学的な確立で種をここに落としたのでしょうか。
または鳥が、奇跡的にここに糞を落としたのでしょうか。
たまたまここにスミレが咲くために、幾多の種子が犠牲になったのでしょうか。。。
違います。
スミレは、計算によってここに咲いているんです。
スミレの種子は、エライオソームというゼリー状の物質に包まれています。エライオソームは甘いので、蟻が餌として巣に運び、食べ終わった後にゴミとして捨てます。蟻は土の上をゴミ捨て場にするので、スミレはどんな都会に咲いていても、確実に土のある場所で、しかも肥料のある場所で発芽できるというわけです。
(蟻も、公園や庭、植え込みなどがあるので都会で生きていけます。)
また、普段はハナバチに受粉を助けてもらっていますが、ハナバチがいない時期はつぼみのまま自家受粉をします。花を咲かせるのは植物にとってものすごくエネルギーのいることなので、ハナバチに頼れないときはさっさと受粉だけしてしまうということなのでしょう。
いかがですか、スミレって、めちゃめちゃカッコいい植物だと思いませんか!?
賢くて、強くて、ハチや蟻という最強の友達がいて、そして美しい。
皆さんも、道路や石垣でスミレを見つけたら、人知れず咲いているこの可愛らしい花に思いを馳せてみてください。きっと元気をもらえます!
・・・そして、工房の中でも、意外なところにお花畑が♡
ストラップを切った後にできる、糸ノコ台の上のお花畑。
ストラップを切るのは集中力が他よりもいるし、サクラの木が硬いので力もいるしで、結構大変です。
そんなときに切り終わって板をのけると・・・!
なんだか幸せを感じる瞬間ですヽ(♡´∀`♡)ノ
高知の食べ物④~おもちゃを作ると、ケンピが食べたい
2014.3.15
こんにちは、N美さんの旦那さんがストローファームにケンピを差し入れしてくれて、休憩時間が待ち遠しいアカネです。
みなさん、“ケンピ”ってご存知ですか。きっとどこの県にも似たお菓子があると思うのですが、高知のケンピは歴史が古いんですよ。
ケンピの元祖は、老舗和菓子屋“西川屋”。
お殿様にも献上して、愛されていたという一品です。今も当時と同じ味だそう。
原材料は小麦粉と砂糖のみ。とっても硬いです。
ケンピという名前も、“堅干”が由来になってます。
と・こ・ろ・が。
小麦粉というのは、土佐では高価な材料だったんです。
小麦の収穫時期に高知では雨がよく降るので、小麦栽培は一般的ではありません。四国の中でも四国山地の向こう側の香川県では、小麦の栽培が盛んなんですが。
そこで、庶民が小麦粉の替わりに使った食材が、サツマイモ。
今では高知でケンピというと、芋ケンピが一般的になっています。お芋を切って、揚げたてに砂糖をからめて。
そんなケンピが、数年前に二度目の大進化を遂げたのです!!!
“南国製菓 水車亭”が、みんな大好き芋ケンピに室戸海洋深層水の塩を混ぜて、塩ケンピを作っちゃったんです!!!!
今まで部分的に塊になるほど絡めていた砂糖を控えめに。
食べやすく細く切ったせいで、カリカリぽりぽりの新食感が誕生。
そして甘さと塩加減の絶妙のハーモニー。
そのせいで、某お菓子を超えるやめられなさ止まらなさを実現!!
塩ケンピ、今やケンピ界を席巻してます。
高知にいらしたら、是非食べてみることをおススメします。
そ・し・て。
私は、ストローファームのあるおもちゃがこの塩ケンピに見えて、食べたくてポリポリしたくてたまらなくなるんです。
これは何かというと、“ベビーなるこ”の歯の部分。
材木はサクラで、白い部分と黒い部分を組み合わせて貼り付けます。
赤ちゃんは産まれてすぐから“かお”に反応するそうです。早くお母さんの顔を覚えられるようにできているんでしょうね。
にっこり笑った大きなお顔のベビーなるこも、きっと赤ちゃんが大好きになってくれるはず。握って振ると音も鳴ります。
そんなベビーなるこ、次回もまた、芋ケンピの衝動に駆られながら作っているんでしょう。。。
啓蟄(けいちつ)の候
2014.3.13
こんにちは、アカネです。
寒の戻りもありつつも、日に日に春めいてきました。
先日庭の草抜きをしていると、カラスノエンドウやホトケノザの茂みの中をてんとう虫が歩いていました。それも二匹も!
冬の間眠っていた虫たちも、日中の陽気に誘われてもぞもぞと起きだしたようです。
そんな今の時期を、啓蟄といいます。
啓は「ひらく」、蟄は「冬篭り」という意味だそうです。
地面の下は普段は意識もしないけど、無数の生き物たちが目を覚まし、地上に出てくる準備をしていると思うとなんともいえずあったかい気持ちになりますね*^-^*
去年の秋に庭を耕していて、うっかり掘り返してしまった冬眠中のカエルも、目覚めた頃でしょうか。(もちろんすぐに埋め戻してあげました。鍬で傷つけなくてよかった・・・)
「啓蟄」。なんだか自分の周りでたくさんの命がひしめいているようで、なんとも好きな言葉です。
ストローファームの前の田んぼでも、耕運が始まりました。水を張ると、一気にカエルが鳴き始めます。
ところで、写真のむいむいマグネット、実は個人的にストローファームの中で一番好きな商品だったりします。
てんとう虫も、カタツムリも、クワガタもカブトも、むっっっっちゃくちゃ可愛いんです!!!!
個人的にはむいむいシリーズをもっと充実させてほしいくらいです。
希望は、ちょうちょ(蛾でも可)、カエル、クモ(網付きで)、蝉、ミツバチ、カマキリ、幼虫(蝉とかカブトムシとかの)です!
ああ~!!ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
絶対カワイイ~~~!!!!ヾ(*´∀`*)ノ゛◆・.。*†*。.・◆・.。*†*。.・
欲しいーーー!!!!o(^O^*=*^O^)o
・・・と、妄想するだけで身もだえしてしまうほどです(笑)
以前陽子さんに進言したら軽くかわされましたケド・・・。
虫好きには超絶おススメのマグネットです!!!!!
(私の本気度を表現)
私は全ての虫をリスペクトしています。カメムシとかアブラムシとか、大嫌いなヤツらでも尊敬してます。
虫の超能力、強さ、多様性、造形美、知れば知るほど「すっげえ~~!」の連続で鳥肌もんです。
これから、冬眠中の虫たちがたくさん動き出します。
畑には害虫もたくさんやって来ます。「アブラムシすっげ~!!」「イモムシすっげ~!!」と心の中では惜しみなく賞賛しながら、私はせっせと奴らを潰して回るのでしょう。
そんな虫たちのワンダホーも、いずれ書きたいと思っています♪♪
・・・え、嫌?
本と私
2014.3.7
こんにちは、アカネです。
安芸市の図書館が数週間休館になるので、10冊借りれるとのことで、たくさん借りてきました^^ 家事もお風呂もそっちのけで、ついつい本を開いてしまいます。
本ってスゴイですよね。
あるジャーナリストが命がけで、何年もかけて取材したことを、お茶の間にいながらにして知ることができるんですから。
世界の裏側で起きていることや、全然知らない人の日常や、社会のカラクリや、作家の頭の中など、自分がただ生きているだけでは、絶対に出会うことのなかった知識・考え方・情報を得ることができるんですから。
私は“お勉強ノート”というのを持っていて、ノンフィクションですごく面白い本に出会うと、「えっそうなんだ!」「これは忘れたくない!」と思うことをメモしています。
会話の中で知識を披露したり、初めて聞くことでも予備知識があって理解できたり、ブログのネタに使ったりと、結構役立っています。
学生の頃は勉強は本当に苦痛でしたが、自分が好きでしたいことだったら、机に向かうのも苦じゃないんですよね^^
ストローファームにも本がたくさんあります。(写真です。)
時々、木材のことや生活に役立ちそうな内容の本を借りることもあります。
社長セレクションで、宗教・農業・食べ物・文化・哲学・・・私が興味がある本が、本棚にずらりと並んでいます。いつか読破したいと思っているのですが、図書館に返しに行ったら、また面白そうなタイトルの本が目についてしまい・・・なかなかストローファームの本棚まで手が回りません。
ところで、子供たちは紙芝居や絵本の読み聞かせが大好きですよね。
私も保育園児の頃、先生によくせがんでいました。いくつかの紙芝居は今でも覚えています。
子供は同じお話を何度も読んでほしがります。知っているお話でも、初めて聞くかのように熱心に聴いています。これは、「もしかしたら、話が途中で変わっているかもしれない」という期待があるからです。
「前読んだときは主人公は○○になったけど、今日は△△になっているんじゃないか」「悲しいお話だったけど、今日は嬉しい結末になっているんじゃないか」・・・。
私の記憶からですが、小さいうちはこういうふうに思う子、たくさんいるんじゃないでしょうか。
ですから、お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃん、子供の“絵本読んでアタック”にも、できるだけ付き合ってあげてくださいね^^
のちのち子供が本好きになったら、計り知れない財産となるのですから。
ご家族も本が好きなら、読書のお供にストローファームのしおりはいかがですか。
サクラの木で、植物のモチーフが切り抜いてあります。
さあ、今日も本を開いて、別の世界へ出かけましょう。
物を作るということ
2014.3.6
こんにちは、トモです。
以前からアメリカの『project RUNWAY』という番組にハマっています。
あまり名の売れていないデザイナー達が自分の腕を奮い、様々な条件の中洋服を作り勝ち抜いて行くというもの。
優勝者には豪華なプレゼントが用意され、参加者はそれぞれが真剣に、時には寝ずに喜怒哀楽を繰り返しながら優勝を目指すのです。
その条件がとても厳しく、少ない予算であったり、時間が少なかったり。時にはスクラップ工場にあるゴミで洋服を作らなければならなかったり。出来上がる洋服は個性に溢れ、とにかく「スゴイ」の一言。
選考も緊張の連続で気が抜けず、ワンシーズン1話も見逃す事が出来ません。
小さかった頃から物を作ることが大好きだった私にとって、この番組は大興奮の連続でした。
「欲しいなら作ればいいじゃん」
いつからかそんな気持ちを持ちながら成長してきました。
小学生の頃、秘密基地が欲しかった方は多いはず。実際に作った方もいらっしゃるのでしょう。
私が最初に作った大きなもの。それが秘密基地の洞穴でした。
裏道を抜け、畑の真ん中を抜け、毎日通った高い崖。毎日掘り続けました。
今考えると相当危ないのですが、当時はとにかく楽しくて雨の日も行った記憶があります。
完成後は秘密基地として使用。出来上がったら満足して、また別の場所に作る。時には木や草で。ダンボールで。
ダンボールといえば『ひみつのアッコちゃん』のコンパクト!
とにかく欲しくてたまらなかった私は、必死に再現して作りました。
そんな私に見兼ねたのか、ある日母がコンパクトを買ってくれました。
嬉しかった。でも母が買ってくれたものはTVで見るような動きをしない物。それを私は「これは本物じゃない」とグズった記憶があります。
今考えてみりゃ、どう見てもダンボールよりは本物に近いだろうに(´Д` )
なんて親不孝なことをしたんだろうと今は反省するばかりです。
もしかしたら自分で作りたかっただけなのかもしれない。
時は過ぎ、ミニ四駆にハマり改造したり、プラモにハマり、車が大好きになった私は車を製造する会社に入り...
結婚して高知に嫁ぎ、出産後はお花を作る(栽培)する仕事をしました。自然を相手に作る事はとにかく奥が深く、新しい発見ばかりでした。
そして末っ子出産後、ここストローファームに出会いました。ハローワークですぐに紹介してもらい、履歴書を持ち飛び込んだ私。
そして今、また物作りの毎日を送らせてもらってます。
とにかく時間が過ぎるのが早く、もっと時間が欲しい!というか、糸鋸やサンダーが家に欲しい!と思う毎日。
自分が磨いたオモチャに萌える瞬間がとにかく幸せで、そのオモチャを待ってくれている人が居ると思うと感謝の気持ちも感じます。
春からは新しいスタッフさんが仲間入りする予定だそう。
一緒に物作りを楽しみたいなーと今からワクワクしています(●´艸`)
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
おかあさんといっしょ
2014.3.4
こんにちは、トモです。
ちょっとずつ日が落ちる時間が遅くなり、夕食の準備をしながら夕焼けを眺めるのが楽しい季節になってきました。
忙しい時間の合間に癒しが入ると、一瞬ではありますが時間を忘れ、ボーっと考えごとをして、ニヤついたりため息ついたり。そんな時間を持てるのは贅沢な事ですね。
さてさて先日のこと。
高知市にあります、高知県民文化ホールへ。念願の『おかあさんといっしょ』のファミリーコンサートへ行ってきました!
公演約1ヶ月前に行われたチケットの抽選はド緊張。チケットを手に入れた時には本当に嬉しくて、思わず電話の前で叫びました(T ^ T)
初めて行くおかあさんといっしょのコンサート上の子3人は旦那にお任せして末っ子の2歳の息子と2人っきりでお出かけ((o(´∀`)o))
待ちに待ったコンサートが始まると固まった息子。お兄さんお姉さんたちが眩し過ぎて目が輝く私。
席も幸いな事に前の方で、目の前で繰り広げられるお兄さんお姉さんたちの素敵なステージに只々感激しました。
一方、お兄さんお姉さんを目で追うものの固まったままの息子。
普段はTVの前で歌ったり踊ったり手をたたいたりするのに、、、緊張してるのかな?ウフフ(●´艸`)
そして私が息子の手を取り一緒に踊ろうとすると、無表情なまま物凄い勢いで手を振り払われました。
チーン(´∀`;)...
コンサート終了。
ところが、会場を出ようとすると急に大興奮し始めた息子。
「楽しかったねー!また会いたいね!」と帰りの車でも何度も言い、終始ニコニコ。
お土産にもらったかぞえてんぐの団扇も、無表情なまま買ったムテ吉の小さなバルーンも手放さない様子。
そうか!固まったのは息子の最上級の興味と興奮だったのかもしれない。
そう思うと納得。
新しい発見に楽しめた気持ちが倍増した気分でした。
うん!まさに「おかあさんといっしょ」!
同じ物を見てそして共感する。
当たり前だけど当たり前じゃない基本的な事。そんな事を自然に経験させてくれたコンサートは本当に素晴らしかったです。
そしてふと思い出した記憶。
私が子どもだった頃、母が仕事で忙しい合間をぬって、私が行きたいっ言った映画や人形劇、ミュージカルに連れて行ってくれました。今でもその思い出は心に焼き付いています。
しかし私は母とどう共感し、どんな話をしたのだろう。その事だけは思い出せません。母が亡くなった今、聞く事もできません。
でも私にも「おかあさんといっしょ」に過ごした時間があったことを思い出し母に感謝しました。
当たり前だと感じていた日常の中に当たり前じゃないことが沢山あるんだと改めて感じる事が出来ました。
あなたにとっての「おかあさんといっしょ」の時間はどんな時間ですか?
お子さんと過ごす「おかあさんといっしょ」の時間はどんな時間ですか?
そんな皆さんの「おかあさんといっしょ」の時間が温かさに包まれますように。
ストローファームもそんな大切な時間のお手伝いが出来ればいいな(´∀`)
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
鶏、飼いたい。
2014.3.3
こんにちは、アカネです。(写真は“干支パズル”の酉です。)
私ごとですが、鶏を飼うのが私と夫の長年の夢でございました。
私が子供の頃には、近所ではどの家も鶏を飼っていて、鶏や卵を交換して、自分の所で雛を孵していました。
私も、親鶏が飲まず食わずで何日も卵を温める姿や、雛を守るために天敵にすら立ち向かっていく姿、儚くも死んでしまう雛の姿を見て育ちました。
それで、「動物と共に生きる暮らし」というのを、自分が大人になってもしたいと思っていました。
そして、ついにそんな我が家にも鶏がやってくることになったんです!!!
協力者は、大家さんと社長。
二人の神のようなご好意のおかげで、雄の地鶏と雌の後藤もみじという鶏を手に入れることができました。(社長がくださったのが後藤もみじです。)
実は、雄鶏だけ先に小屋で飼っていました。仲間たちと離れ、1人小さな小屋で淋しそうな雄鶏。
コイツのために、早く雌を入れてあげたい!
社長が忙しい合間をぬって、後藤もみじを段ボールに入れてくれました。
初めての場所で慣れるかな?パニックを起こすんじゃないかな?雄鶏と仲良くなれるかな・・・?
と、不安もいっぱい。
いざ段ボールと共に小さな鳥小屋に入る。
「コッコッ!コッコッ!!」
すでにパニックを起こしかけている雄鶏。
ゆっくりとガムテープを外し、蓋を開けてやる。
ぬっと首を出す後藤もみじ。(後藤もみじ、デカっ。)
そろりと段ボールを傾けると、自らピョンと飛び出しました。
パニックになって鶏小屋ではばたきまわる雄鶏!
の、横でそっこー地面を蹴って餌をついばみ始める後藤!!
まるで元々ここが我が家だったかのような落ち着きっぷりではないか!?
なんという貫録。
結構高かった鶏餌には見向きもせず、地面ばかりを掘り返しています。どんだけマイペースなんだあんた。
雄はやっぱり嬉しかったようで、「コッコッコ。」と声を出しながら、差し入れしてあげた雑草をついばんでは地面に落とし、雌の気をひきます。
・・・ハイ、やっぱり完無視ですね、後藤さん。
その後、1人で雑草をむしゃむしゃ食べるようになった雄鶏でした。
でもでも、後藤もみじをいただくときに、社長が言っていたことが気になります。
「改良種はあんまり卵を温めんで。」
本当か!?
“子孫を残す”という、生物にとって根源的な本能すら、品種改良は凌駕するということか!?
ネットで調べてみると、やはり採卵用の鶏は卵を温めようとしない、と書いてありました。現在は年間300個も卵を産む鶏が誕生していて、後藤さんもその成績を誇る、エリート中のエリートでした。(すげーーー。)
しかし、本当に本能は消えているのか?
温められるように卵を残してあげたことがあるのか?
それはどれだけの数の雌で検証したのか?
ネットにはそんなこと書いてありませんでした。
でも、実際に社長が経験で言っていることです。卵を取りに行けない日もあるでしょう。卵があるのに雌が温めようとしない、そんな姿を見ているのでしょう。
確かに人間も、排卵を止めることなんてできません。
後藤さんも、「次々身体の中で卵ができるもんだから、産むしかないのよ!温めてられないのよ!!」ってことなんでしょうか。
私、決めました。
後藤さんが思わず卵を温めたくなるような、そんな巣箱を研究します。
巣箱には赤いのれんを垂らすといい、なんて情報もゲットしました。
垂らしてやろうじゃないの。
赤でもハート柄でも小悪魔系でも、母性本能が沸き立つ巣箱にしてあげようじゃないの!!
と、いうわけで、続きはこうご期待ください(笑)