ストローファームと自衛隊の意外な関係!?
2014.7.31
こんにちは、アカネです。
今年の梅雨は最初の一週間は梅雨らしい天気でしたが、その後は布団が干せるほど好天に恵まれました。皆さんの地域はいかがだったでしょうか。
工房には、いつの間にやら温度計が。
驚愕の事実を連日伝えてくれています。
さて、雨と暑さで昼休みのウォーキングも滞りがちな今日この頃。私とトモさんは、妙案を思いつきました。
元々自衛隊好きの私たち。ストローファームでは、他にベテランスタッフのOさんも自衛隊好きだったりします。トモさんご家族と一緒に、地域の陸上自衛隊の駐屯地で開催された、記念式典に行ったのは5月18日。そこで出会ったのは、若い隊員たちが魂を込めて披露した、『自衛隊体操』。
「あれを私たちも覚えたい !めっちゃ身体の引き締めによさそう!!」ということで、youtubeで探してみたら、初心者にぴったりの動画が見つかりました。
トモさんがiPadを持ってきてくれ、お昼休みに二人で挑戦。かなり息切れしながら約5分間をやりきりました。でもまぁ、ウォーキングは30分やってたからね。5分だけじゃ物足りないよな~・・・なんて思ってた、次の日。
あれ?太ももの内側が痛い・・・。
まさか昨日のアレで!?
たかだか5分の体操で筋肉痛になったなんて、トモさんには絶対言えない!
「あたた、階段上ったら内太ももが痛いわ~。」
なんとトモさんも、同じところが筋肉痛になっていたのです!
侮るなかれ自衛隊体操。
太ももを細くしたい方にはオススメです!!
ところで、ストローファームの前にアパートが建ったんですが。
なんと名前が“アグレッサー”・・・・・。
戦闘機のシルエットまでついて(それも二機)、もう間違えっこない!!
ちなみにアグレッサーとは・・・。
「アグレッサー部隊(英語:Aggressor squadron)とは軍の演習・訓練において敵部隊をシミュレートする役割を持った専門の飛行隊(squadron)のことである。」 by Wikipedia
このオーナー、絶対自衛隊好きだ!!
さらに4月からストローファームのお手伝いに来てくれることになった人は、旦那さんが自衛隊員!!それを知ったOさんは、鳥肌が立ったそう。
「スタッフが5人のところに自衛隊好きな人が3人もおって、前のアパートのオーナーも自衛隊好きで、新しく来る人が自衛隊妻!?なんかこの辺の土地縁があるがやぉか・・・」
そのお手伝いさんは自衛隊という仕事に何の興味もない、と盛り上がる私たちから一線を画していますが、自衛隊妻あるあるを聞くたび、やはり盛り上がっているトモさんと私。
「旦那が演習から帰ってきたらダニとかノミも一緒に連れてきて、嫌ながって。」
「そっかぁ、そんなことあるがや~♥」
「かっこいい~♥♥」
「なんでっ!?!?」
というような会話を繰り広げています(笑)
ストローファームと自衛隊の意外な関係とは・・・
単に自衛隊好きの人間が多い、という話でした^^
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
親が与えられなかったものを
2014.7.28
こんにちは、アカネです。
先日、甥が誕生しました。
私は午後からお休みをもらい、真っ先に病院に駆けつけることができました。病室には、これから帝王切開に臨む緊迫した表情の姉がいました。手術室に入るところまで見送って、今か今かと赤ちゃんが出てくるところを待ちました。
やがて現れたのは、元気そうな男の子。後から駆けつけた父や母も安堵の笑みを浮かべました。
前日から絶食で点滴をしていた姉。空腹や、術後の痛みや、後陣痛、トイレさえもままならない状態・・・と我慢の連続に見えますが、「赤ちゃんを取り上げられて産声が聞こえた瞬間、もう一人産んでもいいなって思えた」という姉に、母の偉大さを感じました。
ストローファームのスタッフは全員お母さん。つわりあり、妊娠中や出産時もトラブルがあったり、それぞれが苦しいことをたくさん乗り越えてきています。そして二人目、三人目と産んでいます。
私は“普通”の家庭で育ったので、家族仲がいいことや親が働けていることなど、まったく意識していませんでした。けれど、親元を離れ大学に入り、いろんな人と出会うことで、“普通”というのがものすごく特別だったことに気づきました。
TVなどでよく税金などの話をするときに、“平均的な家庭”として「父・母・子(二人きょうだいの場合も)」の核家族が取り上げられます。けれど、両親が揃っていない家庭もたくさんありますし、揃っていても両親の仲が冷えている家庭もあることでしょう。そして、最低でも親のどちらかに安定した仕事がある、ということに当てはまらない家庭もあります。
家族のことでそれぞれ傷を抱えながら、みんな同じように笑ったり、勉強したり、仕事したり。そんな友人たちを見ていると、“普通”の家庭とそれに当てはまらない家庭、実はどちらが多いのかわからなくなってしまいます。
友人もしかり、ストローファームのお母さんたちも、子供時代に親が与えられなかったものを、自分の子供に与えてあげられる親になっている人がたくさんいます。それはとてもとても素敵なこと。それでも、子供への関わり方を悩んだり、反省したりと日々一生懸命です。
家族・親戚一同に愛されて育つ姪と甥。保育園のお友達の名前をたくさん教えてくれる、姪の幸せいっぱいの姿を見ると、ニュースを騒がす不幸な出来事が悲しくてたまりません。この世に産まれた子供たちがみんな幸せに大きくなれますように、そう願います。
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
ストローファーム 夏の風物詩
2014.7.25
こんにちは、アカネです。
蝉の声と、じっとりと背中を伝う汗に、夏本番を感じる今日この頃です。
去年の冬の記事に、ストローファームの冬の風物詩として、薪ストーブのことを書きました。
そして夏の風物詩と言えば、この巨大扇風機でしょう。
ストローファームでは木粉が舞っているため、閉め切ってクーラーを点けることができません。それでも、開け放った窓から、午前中は海から、午後になると山からの風が入り込みます。南と北に幸運にも田んぼがあるのも涼しい理由。
それでも、湿度が高いときや風が止んだとき、サンダーで削ったり磨いたりしているとき・・・。途端に汗が噴き出ます。
そこで導入されたのがこの二台の大型扇風機。思いがけない嬉しい配慮にどよめくスタッフたち。扇風機は今日も首を回して全力で風を届けてくれています。
ちなみに、ストローファームに制服はありません。天候に合わせてそれぞれが好きなものを着てきます。真夏になるとみんな半袖Tシャツにサンダル。
何年か前の真夏に東京の出張から戻ってきた社長は、私たちスタッフがラフな格好で仕事をしていることに感動していました。最初の頃よりはクールビズが一般的になったとはいえ、背広にスーツ、革靴が必須なサラリーマンはまだまだ多いですものね。
もう一つ、この時期になると現れる自然現象があります。
冬はサンダーで磨いていると、静電気が起きて身体にバチバチと当たったり、頭頂部の髪が逆立ったりします。(私は帯電体質のようで、みんなが感じなくなる春の中ごろまで一人苦しんでいるのですが・・・)
では、日本の夏ならではというと。
ままごとや大工道具セットの箱に顔などを貼るとき、ボンドをつけた側が膨張して、浮き上がってくるのですが、
(女の子のおだんごの部分が浮き上がっているの、わかりますか?)
最近浮き上がるパーツが少なくなってきました。
なぜでしょう?
そう、梅雨だから。
ボンドをつけてない側も湿気っているんですね。
さらに、作業場の二階で“おふろでちゃぷちゃぷ”を詰めている陽子さんが言います。
「なんかちゃぷちゃぷが入らん・・・。」
「わ、私!?私が切ったから!?」
一人焦るのは、最近ちゃぷちゃぷデビューした新人のMちゃん。
大丈夫よ、この時期にはよくあることだから・・・^^
梅雨が明けたら、また暑い夏が待っていますね。
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
ダイコンパニック
2014.7.3
こんにちはトモです。
工房の中の空気が以前より穏やかに流れ自分の時間や心に少し余裕が出てきたある日、新しい作業を教えてもらえる事になりました。
今回のミッション
「綺麗に大根を完成させよ!」
ままごとセット、
この中に入ってる一本の大根。
教えてくれる先生はこのブログでもお馴染み、先輩スタッフのアカネちゃん。
教えてほしいとお願いすると早速準備し、作業開始。
まずは磁石を入れる穴を開ける作業から。
見本でスイスイやってのけるアカネ先生。真ん中に命中させるのにほんの数秒。
私が交代すると「ここか?いや、もうちょい下か?」と時間がかかる。
続いて磁石を埋める作業。
磁石の方向は間違えるとくっつかず無駄になってしまうので注意が必要。
見本を見せてくれるアカネ先生。
ポンポンと入れていく。
何度も確認後、私も挑戦。
磁石が思うように入らない。しかも先ほど開けた穴の中でボンドと出会うとクルリン!と踊って見せてくれる事例が発生。
だんだんと私の頭が「パーン」といいそうになるので、5本作業をし頭を冷やす事に。
時間をおいたら削る、磨く作業へ。
ここでアカネ先生から「私、まん丸にならんと許せんがって」と衝撃告白。
そして見本として見せてくれた作業はなんとも滑らかで無駄のないものでした。
「できるよ、大丈夫。」
アカネ先生からかけてもらった言葉を胸に挑戦。
「!?!? 」
それぞれ直径が違う三つの木を下に向かって細く、美しく。
それがいかに難しいものであるか痛感しました。
なんとかやり遂げた大根をアカネ先生の元へ持って行くと
「ウフフ、ずれちゅう」とニコニコ。
そしてずれている箇所をささっと修正してくれました。
「私、大根作るの大好きー」
そう言うアカネ先生の偉大さに感服です。
あとはスポンジサンダーでの仕上げ。
すっかり自信をなくしていた自分が少しだけ元気を取り戻せる作業でした。
エアーをかけ、ドキドキしながら二階の作業場へ提出。
キレイにオイルを塗ってもらい、葉っぱもつけてもらった大根たち。
「まぁ!立派になって(泣)」
時間にしたら数時間の出来事でしたが、ストローファームに入ってから私が経験した作業の中で5本の指に入るほどの濃厚な時間でした。
小さなオモチャ一つ一つに色んな思いやドラマがあります。
私たちの思いが詰まったオモチャ、ぜひ仲良くしてあげてくださいね。