お願いサンタさん♪
2021.10.29
思い出し笑いとマスク
2021.10.22
木のおはなしとトトロの思い出
2021.10.15
こんにちは。マナです☻
突然ですが、10月8日は何の日だったかご存知ですか?
答えは……「木の日」!
初めて知りました!笑
「十」と「八」を組み合わせると「木」になることから、身近にある木について知り、木材を使ってもらおうという日になったとか。
でも、木は切ってもいいの…??
こどもが抱く素朴な疑問。
実は森林を守るためには、木を使うことが大切。木をたくさん使えば日本の林業が活性化され、森の手入れがもっと行き届くようになります。
そうすると二酸化炭素(CO2)をたっぷり吸収する健全な森林が育っていく。「植える、育てる、伐る、使う」というサイクルが続いていくのですね。
山のくじら舎では、主に高知県産のヒノキやスギ、ケヤキやサクラの木を使っておもちゃを作っています。森からやってきた木がおもちゃへと姿を変えて、沢山のこども達の元へ。
小さな森を届けているような気持ちにもなります。
木の香りや手触りを感じたり、心地いい音を聞いたりしながら、自然を身近に感じて、興味を持ったりしてくれたらいいな、と思います♪
前回のブログにも出てきた『となりのトトロ』のお父さんの言葉。
「昔々、木と人は仲良しだったんだよ」
想像力を掻き立てるひとことだと思いました。
トトロといえば…
急に余談になりますが、
長女が2歳の頃、どハマリしたのがトトロ。
録画したトトロを見せて見せてと毎日毎日、擦り切れるほど見た日々。
(こどもって飽きるまでが長いですよね)
そうすると、普段の生活に自然ととりこまれ、度々はじまるトトロ劇場。
私がトイレに行こうものなら、ダッシュで追いかけてきて、
「おべんじょ!!!」
といって思いっきりドアを開けられる....
(せめて開けたら閉めるとこまでやっておくれ。)
トイレットペーパーの芯があると、
「そこぬけだあ!!!!」
といって、家の中をどんぐり探して歩き回り。
もちろん、発見するのは、
どんぐりじゃなくて。
「ほこり!!」と言われて拾わされ。
「かみのけ!!!」と言われて拾わされ。
あ~。そういえば、カピカピになったおじゃこと納豆もよく出てきたっけ。。(お恥ずかしい。)
2階で寝てるお父さんを起こす時はもちろん、
「まっくろけけけけ、でておいでー!!!!!でないと、あたまを、ののくらぞーー!!」
となるわけです。
(ゆえてない。笑)
ある日の散歩中、「まあ。かわいいねぇ。こんにちは。」と、
山仕事を終えたおばあちゃんが声をかけてくれた時、、
こんにちはって言えるかなあ?
と思っていたら、
「ご精が出でますねぇ!」
と、返事をした2歳児。まさかの。
分かりますかね!?
サツキちゃんとメイちゃんのお父さんが、畑仕事してるおばあちゃんに、
ごせいがでますねぇ!と声をかけるあのシーン。
おばあちゃんも思わず吹き出し、笑った事が懐かしい。
そんな長女も、はや4歳。
先日の誕生日には、ケーキは自分で作る!と小さなパティシエになっていました。
成長が楽しみです。
そして
先日赤ちゃんが産まれた友人に、プレゼントしたものがありまして。
それがコチラの海パズル!
2歳のお兄ちゃんも一緒に遊べるものがいいよなあと考え、種類も豊富なパズルはどうかな、と友人にオススメして、選んでもらいました。
プレゼントって、もちろんサプライズも嬉しいのですが、
気に入ったモノを送るのも、とても喜んでもらえます。
思ったより大きかった!!木の香りに癒やされる!!すごくカワイイ!!と絶賛してくれた友人。
送った私も嬉しい!!!!
まだ遊べない赤ちゃんに代わって、お兄ちゃんがとても気に入って遊んでくれてるようです!!!
積み木みたいに重ねたり、お魚屋さんごっこしたり、海の生き物の名前を覚えたり、色んな遊び方を見つけて、仲良く遊んでくれたらいいなあと思います☆☆
ではまた。
マナでした。
山のくじら舎だより
2021.10.8
こんにちは。
山のくじら舎です。
前回のブログで紹介した『グリーンウッドワーク』。
スタッフ数人で参加させていただいたのですが、体験させてもらった場所は、岐阜県の森林文化アカデミーという、森と木に関わるスペシャリストを育成する学校。
校内には広〜い演習林があり、同じく校内に「morinos」という施設があります。
施設というより、演習林を含め森全体がフィールドとなっていて、ひとことで言うと、人と森をつなぐ「森の入り口」。
私たちにとっては、おもちゃ作りの材料として身近な木材ですが、製材されてやってくる前の「木」のことを森に入って知ることができたらいいなと思い、視察させてもらいました。
森につながる「morinosひろば」。
大きな土の山、砂利、石、木材 などなど「いろんな資材」と
リヤカー、バケツ、スコップ、大工道具 などなど「いろんな道具」で大人も子どもも自由に楽しめるようになっています。
雨が降った後には、泥んこ遊びでにぎわうそう!
公園のように遊具が用意されているような場所とは違い、「な~んにもないけどなんでもできる」場所。
最初戸惑っていた子ども達も、自分達で自然の中に遊びを見つけ出していく、そんな姿を見ることができます。
そして、スタッフの方に案内していただき、すぐ隣の森を散策。
暑い暑い一日でしたが、森の中の涼しい風が吹く場所を案内してもらったり、
山の冷たーい湧き水に驚いたり!
とてもリフレッシュする時間でした。
また、別の日に視察させていただいたのが「ぎふ木遊館」という赤ちゃんから大人まで木と親しみ楽しめる木育施設。
館内には、考え工夫しながら遊ぶ「木育のはらっぱ」があり、
県産材でつくられた大型遊具や100種類以上の良質なおもちゃが用意されています。
館内では、「さとやまさん」という愛称で呼ばれるスタッフの方達が、来館した方々に木のおもちゃの遊び方や楽しみ方を伝えてくださいます。
大人も一緒に遊べるような声掛けを心がけていると仰っていました。
山のくじら舎のおもちゃも何点か使用していただいています。
↑ベビーそろばん。
小さなお子さまは、動物や玉を動かしてカチカチと楽器の様に遊んでくれているそう。
↑はたらく飛行場と自動車たち。
他の積み木と組み合わせて、可愛らしい街ができていました。
職人スタッフたちも、自分達が作ったおもちゃで実際に遊んでもらっている様子を見て感動!していました。
施設には木育ショップ「響hibi-ki STORE」さんもあります。
こちらでは岐阜県や全国の木でつくられたおもちゃや雑貨など、素敵な商品が沢山紹介されています。
(以前、hibi-ki STOREさんのInstagram内の「作り手さんとのオンライントーク」でご紹介いただきました!)
施設の方に館内をゆっくりと案内していただきながら、岐阜県の木育の取り組みについてもお話を伺いました。
岐阜県は、全国有数の森林県であり、古来から「木と共生する文化」が受け継がれているそう。
豊かな自然や、それに影響を受けて育まれてきた伝統と文化に誇りを持ち、地域の将来を担っていく人を育てたい。
という想いから「ぎふ木育」に取り組み、森林に対して責任ある行動をとることができる人材の育成を目指されています。
いただいた冊子『森はおしえてくれる/きぶ木育ガイドブック』にジブリ映画『となりのトトロ』でサツキとメイのお父さんが森の大きな木の前で語る場面が紹介されていました。
「昔、木と人は仲良しだったんだよ」
このセリフにジーンときてしまいました。
目指しているのは、もう一度、人が木や森、自然となかよしになること。
私たちの仕事も、人と森をつなぐ役割を担えていたらうれしいな、と感じました。
沢山の自然と触れ合った岐阜の旅。
とても心地よいところで、また違う季節にも訪れてみたいです。
高知に戻り、海と山の懐かしい景色にもホッとしました。
これまで当たり前のように触れていた高知の木や森のことも、もっと知っていきたいと改めて感じる機会となりました。
そんなお話も、これから少しずつ発信していけたらと思います。
それでは、また!
グリーンウッドワーク体験@岐阜
2021.10.1
こんにちは!
今回初めてブログを書きます、ハラです☻
今年の冬で、入社して丸2年になります。
私が山のくじら舎で学んだことや感じたことなど、
これから時々書かせてもらいたいと思います。
よろしくお願いします!
今年の夏、社員研修を兼ねて岐阜県に行ってきました。
いくつかの施設を訪問し、木や木育について学んだり体験をさせてもらいました。
その中から、今回は『グリーンウッドワーク』についてのお話をさせてください。
『グリーンウッドワーク』とは、みずみずしく、やわらかい生木を材料に、
電動工具を使わずナイフなどの手道具で作る木工のこと。
「岐阜県立森林文化アカデミー」という専門学校で、講師の久津輪先生、そして学生の方々にご指導いただきました!
今回はスプーン作りの体験です。
まずは木を斧で割るところから!
初めての斧にドキドキしつつ、斧の構え方や割る位置を教わりながら木を扱いやすい大きさにしていきます。
木をちょうどいい大きさにしたら、「削り馬」という持ち運び式の台にまたがり、台の上に木を固定しながら、両手持ちの「セン(銑)」(英語名はdrawknife[ドローナイフ])と呼ばれるナイフを使って大まかに形取ります。
しっとりとした生木の感触を感じながら、ひたすら削り進めていきます。
ある程度削り終えたら、用途の違うナイフを使い分けて細部を削っていき、スプーンの形にしていきます。
木陰の中、涼しい風の吹くここちよい屋外で開催されました。
ささくれをナイフでこそぎ取ってはまた新たなささくれ。
思い通りに削れてくれない生木に悪戦苦闘しながらも、没頭していきました。
あっという間に終了の時間となり、残りは各自持ち帰って仕上げることに。
高知に戻ってからも、ナイフとスプーンを手に一心不乱に作業する先輩方の姿が…。
ソリ、ソリ、ソリ…ソリソリ…
その後、それぞれのスプーンが完成しました!
工房でのとある日。
「同じ手作業でも機械を使ったら、数十分でこんなにきれいに磨けるよ!」
と箱いっぱいにはいった[おやこさじ]の仕上げ磨きを終えた陽子さんが笑っていました。
普段から電動工具を使い、乾いた木を使っているからこそ、手道具や生木の、「良さ」や「違い」を知ることができました。
そしていつもより、より「木」というものを身近に感じられる貴重な体験ができました。
久津輪先生、森林文化アカデミーのみなさん、ありがとうございました!
↑一緒に参加した小学生のためにと用意してくださっていた、ナイフで作る動物達。
未就学児でも安全にできる方法を研究されているそう!
↑用途によって使い分ける様々な形のナイフ。
実は、私達の工房にも陽子さんお手製の「削り馬」があります!
いつか山のくじら舎でも『グリーンウッドワーク』のワークショップが出来たらいいな…と夢を膨らませつつ、出番を待っています。
それでは!