消滅のアイソン彗星に願いを
2013.12.17

アカネです。
私はとっても冷え性で、昔は冬も秋も大嫌いだったのですが、今は冬もそれなりに好きになっています。(秋は大好きです。)冬は食材が長持ちするし、乾物を作る楽しみや、冬ならではの美味しい食材など楽しみもいっぱいです。
そして冬の楽しみの一つが夜空。
寒くてなかなかゆっくり見上げるというわけにはいきませんが、今年の11月は早起きして夜空を眺めた方も多いんじゃないでしょうか。
そう、アイソン彗星を探して。
天文ファンではない私は結局アイソン彗星を観ることはかないませんでしたが、先ほどのNHKの番組―国際宇宙ステーションと中継を結んでアイソン彗星のことを解説していた―は充分楽しめました。
アイソン彗星、消滅しなければ今頃は(12月上旬)太い尾をたなびかせた彗星がはっきり見えていたはずだったのです。
NHKの番組では、彗星の消滅のメカニズムやアイソン彗星が生まれた場所などをとてもわかりやすく解説してくれていました。私なりに要約しますと、アイソン彗星は太陽系の端っこからやってきて、100万年の年月をかけて宇宙を漂った後太陽まで接近し、太陽の熱で内部の氷が解け、陥没する形で崩壊してしまったということでした。
時間も、距離も、広大な宇宙で起きた、彗星の儚い消滅がなんとも印象的でした。
もうひとつ、私が印象的だったこと。
それは因果です。
さらに番組の解説を要約いたしますと、もともと太陽系の中には無数の彗星が散らばっていました。木星や海王星などがお互いの重力の作用によって、太陽系の外側に移動していくと、彗星たちも木星の重力に弾かれるような形で、太陽系の端っこまで飛ばされたということです。
このように宇宙の中でも原因と結果があり、さらにその結果が要因となって新たな作用が起こり、それによって他の何かが影響を受け・・・ということが果てしなく続いていくわけです。
それは地球の中を見ても同じです。
大陸の移動が環境や気候を変え、生き物たちの進化を促し、今の私たちがいます。
そして人間の歴史もそうです。
大航海時代というのは、もともとは寒冷期の頃の貧しかったヨーロッパの人々が、なんとか国を立て直そうとして資源を他の国々に求めたのがきっかけですし、今の世界のカタチもその上に成り立っているのです。
そして文明の歴史では、少数のエリートが自分の国や他の国の行く末を変えてしまうことが何度もありました。もちろんそのエリートたちもいろんな人や環境の影響を受けて育ってきたわけですから、もしかしたら私でさえも、のちの支配者たちにどこかでなんらかの影響を与えるかもしれません。
それは、例えば私のしたことや言ったことが友人に影響を与え、その友人の家庭や子供へ影響が伝わり、その子供のお友達の将来に何らかの形で出てくるとか・・・
例えば私が書いた文章をどこかの誰かが共感してくれたとして、その誰かの自己表現のきっかけになったりして・・・さらにその人の表現したことがより多くの人の心に響いたり・・・。
私個人のしたことは、やがては見えないぐらいに薄まってしまっても、いい影響も悪い影響も、しばらくは人の間で波紋のように伝わっていくのではないでしょうか。
それならば。
私は少しでも周りの人たちをいい気持にさせたいし、周りから伝わってきた悪い波は私の所で止めたい。世間は悲しみでいっぱい。でも悲しんでいる友達を少しでも楽にしてあげたい。そんな人になりたい。
消滅したアイソン彗星を想って、そんなふうに感じました。
*写真とアイソン彗星は関係ありません。


