高知オーガニックマーケット
2013.10.30
巨大な風の塊が何度も家にぶつかって大爆発し、家を震わせました。外では轟々と風がたけり狂い、時折雨がざあっと矢のように降り注ぎました。
次の日の朝になっても風の怒りが静まらなかったため、その日のオーガニックマーケットの出店者は少なく、木々が生い茂る公園はいつもの土曜日よりもずっと広々としていました―。
台風27号が日本をなでるようにゆっくりと過ぎ去りつつあった26日(土)のことです。幸い高知県に被害はありませんでしたが、それでも川の氾濫や床上浸水など、他県では被害がみられました。上陸しなくて本当によかったです。皆様のお住まいの地域は大丈夫だったでしょうか。
さて、そんな台風の余波が気まぐれに吹きつけるこの日、私は高知オーガニックマーケット=別名土曜市、にやってきました。

高知オーガニックマーケットとは、農薬や化学肥料を使わずに農作物を作っていた農家さんたちが立ち上げた、新しい生活市です。今年で6年目になります。
もともとは「日曜市」で野菜を売っていた自然農を目指すある農家さんが、お客さんの「アトピーの子供でも食べられるものを売ってほしい」という声がとても多いことに気づき、志を同じくする仲間の農家さんや、加工食品を作る人たちとで始めたのが、この「高知オーガニックマーケット」です。
イベントではなく、毎週土曜日に開かれているんですよ。
そんな農家さんが蒔いた小さな種は、今ではいろんな雑誌にも取り上げられ、新しい観光名所として知られるようになってきました。
でも何よりすごいことは、高知オーガニックマーケットに触発された県外の生産者や、加工食品を作る人たちが、自分たちの地元でもオーガニックマーケットを始めたことです。高知県の幡多(はた)という地域や、鳥取県など。毎週愛媛県からやってきている出店者もいるので、やがては日本全国に広がっていくのではないでしょうか^^
高知オーガニックマーケットの印象は、なんといっても”創造性”。
お野菜や加工食品だけではなく、手作りのアクセサリー、鞄、服などを売っているお店もたくさん。マッサージをするお店もあるし、竹細工のおもちゃ屋さんや、刃物屋さんもいます。
それから、生協が調味料を売りに来る週もあれば、本屋さんが古本を持ってくる週もあるし、不定期の出店者もいます。
無料の子供服交換会もあるし、公園のステージではライブや紙芝居をする人たちだっています。
布ナプキンの作り方、玄米の炊き方講習、ヨガなど、イベントもその時々で企画されています。
詳しく知りたくなった方は、高知オーガニックマーケットのブログを検索してみてくださいね*

さて、ストローファームと高知オーガニックマーケット、どちらも同じ視点を持っていると、私は思います。
ストローファームも、高知の間伐材や植物オイルを使うことで、自然や健康を第一にした商品作りを心がけています。ストローファームには畑もあって、毎年いろんな果物が実ります。鶏も飼っていて、春にはなんとスタッフに卵を分けてくださいます!
実は(とはいってもありがちなことなのですが)地元に新しい風を吹かせるのは、ほとんどが県外からやってきた人か、県外へ出ていて地元に戻ってきた人です。オーガニックマーケットの発案者も奥さんが県外の方ですし、ストローファームの社長夫婦も県外出身です。
でも、高知という土地は、自然や人間を愛する人たちの野心を動かし、膨らます何かがあるのかもしれませんね。

アカネでした。


