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金木犀

2013.10.23

DSC01317

こんにちは、アカネです。
昨日またまた嬉しい香りを嗅ぎました。
それは、金木犀(キンモクセイ)。
夕方家に帰ると、庭に甘い香りが漂い、ほんのり幸せな気持ちになりました。

私は夕暮れの金木犀の香りが好きです。夕暮れになって、一日が終わろうとする頃、どこからともなく漂ってきて、疲れた身体と心をふわっと癒してくれます。
ある日を境に突然匂い出す、不思議ですよね。

子供の頃、実家の庭に大きな金木犀があり、甘い香りを届けてくれたものです。昔はトイレが汲み取り式だったので、トイレの側によく植えられていたんです。
トイレのイメージと結びついていたとしても、私は金木犀が好きでした。あんなに強い甘い香りなのに、花はとても小さく、控えめです。落ちて地面を金色に染めている花びらをすくい取って、いっぱい深呼吸をしたものでした。
花びらは小さな星の形をしていて、なおさら金木犀という名前が好きになりました。

ちなみに金木犀の花言葉は、「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」・・・。

さぞかしいい香りのする金木犀ですから、どんな実がつくのかしら・・・と思って思い出してみると、金木犀の実を見たことがないことに気付きました。
それもそのはず、日本にある金木犀はどれも雄株で、花は咲けど実はつかないんだそうです。増やすのはもっぱら挿し木。実を見たければ、金木犀の生まれ故郷、中国に行かないといけないようです。
花言葉で「初恋」と言われても、当の金木犀君たちは、雌株のいない日本でけなげに甘い香りを漂わせているのでした。。。。なんて切ない・・・。

ところで、実は蝶や蛾は金木犀のにおい、好きではないようです。これも不思議ですよね。

さて、ことわざに、「月に叢雲(むらくも)花に風」というのがあります。「美しく輝く月を雲が隠してしまうように、また咲き誇る花も風に散らされてしまうように、いいことには邪魔が入ってしまう」という意味です。
そんな金木犀、風雨ですぐに散ってしまいます。やはり「初恋」と同じぐらい果敢無い花ですね。
台風27号が近づいていますから、この台風が過ぎ去ったあとには、もう散り果てているでしょう。一瞬の金木犀の香り、ゆっくり味わおうと思います。

それはさておき、台風に続けざまに襲われる日本列島。伊豆大島のことも心配です。行方不明者の方々が早く発見されますように。
そしてもうどこにもこれ以上被害が出ないことを祈るばかりです。皆様、くれぐれも警戒しておいてくださいね。