端午の節句
2014.4.17
こんにちは、アカネです。
おかげさまで、ストローファームでは増税後も忙しい日々が続いています。ままごとセットの注文が落ち着いたと思う間もなく、今度は“ちびっこ大工道具セット”の注文を連日いただき、ブロックの穴開け担当のN美さんは一日中ドリルの前に座っています。
また、引き続き“あかちゃんのおもちゃセット”もどんどん出て行っていて、なかなか在庫を作って一安心、とはいかない状況。本当にありがとうございます。
また、この時期ならではの木工品、五月人形の金太郎。
玄関や卓上に飾るのにぴったりの大きさです。(木箱サイズ:21cmx19cm/高さ6.5cm)坊やだけでなく、ご家族のみんなや来客者も、金太郎と熊のにっこり笑顔でほっこりするはず。
これも連日のように、Oさんが心を込めて作っています。
さて、高知県は四国山地と太平洋で隔てられているため、高知独自の文化が色濃く残っているのですが、鯉のぼりにも高知ならではのものがあります。
高知県では、鯉のぼりと一緒に、このような“フラフ”といわれる旗を上げます。これは、スタッフのN美さんちの鯉のぼり。
フラフの絵柄で代表的なのは、上にもありますように金太郎や、桃太郎、那須与一など・・・。勇ましくて有名な武士が一般的ですが、宝船などのおめでたいものも。最近では、シンプルに子供の名前を大きく染め抜いたものや、阪神タイガースのロゴマーク、そしてドラえもんのフラフなど、決まりなく自由にオーダーできるようです。フラフには子供の名前が入っています。
“フラフ”の語源は、英語「FLAG」やオランダ語「VLAG」の、旗という呼び名から来ています。いずれも、親や親族からの贈り物として五月晴れの土佐路を賑わせていますので、この時期に高知におこしの方は、迫力あるフラフを鑑賞して行ってくださいね♪
現在では、清流・物部川の恵みを受けた香美市土佐山田町周辺で、全行程手作業により制作されています。
大きな鯉と一緒にはためくフラフは、まさに男の子の元気な成長を具現化したかのよう。私の大好きな風景です^^
そして、もう一つ高知ならではの鯉のぼりの風景が。
高知県の西部には、鯉のぼりならぬカツオのぼりが・・・!
幡多郡黒潮町では、4月下旬から五月上旬まで、このような光景が見られる所があるそうです。青空の下、たくさんのカツオが川の上を泳ぐ様は爽快でしょうね。見に行ってみたいです^^
それでは、みなさんのお家の大切なぼうやたちが、元気いっぱいにすくすくと育ちますように!そんな願いを込めて、明日も頑張っておもちゃを作ります。
雄鶏、食べたい!
2014.4.16
こんにちは、アカネです。
前回の鶏飼育記の続きです。
〈前回までのあらすじ〉
鶏の飼育を夢見ていた私たち夫婦に、地鶏の番をくださった神・大家さん。しかし、早々に雌鳥が脱走してしまいます。悲嘆にくれる私に救いの手を差し伸べてくださったのは、もう一人の神・ストローファームの社長。自分のところの“後藤もみじ”という卵鶏を譲ってくだすったのです!!
ひとり寂しく暮らしていた雄鶏は、“後藤さん”にすっかりフォーリン・ラヴ♡ 卵鶏として改良されまくった後藤さんが、本能を取り戻し抱卵を始めることを夢見て、私はストローファームの端材で巣箱を作らせてもらったのでした。。。。
明日鶏小屋に巣箱を入れたときの後藤さんの顔を楽しみに思いながら、床に就いた夜更けのことです。
突然のけたたましい鶏の悲鳴とはばたきで、私はとび起きました。「来たか!!」と思ったのです。
懐中電灯を探すのももどかしく、私は外に飛び出し、鶏小屋の戸を開けました。中で鶏が逃げようと金網に当たりまくっているのが見えます。
そのとき、私の足元を、細長い小さなものがさっと走りました。鶏小屋の入り口は、ベビーベッドの柵と金網で囲ってあったのですが、その小さい生き物は何の躊躇もなく消え去りました。
直ぐに懐中電灯を持ってきて中を照らすと、金網には鶏の羽がたくさんこびりつき、雄鶏が倒れていました。
鶏を襲う獣はいくつかいます。
野犬や猫だと、獲物を一羽捕まえると、巣穴まで持って帰ってそこで食べます。
けれど、テンやイタチ(ハクビシンやタヌキという人もいます)は、一回の侵入で殺戮を繰り広げ、鶏を全滅に至らしめます。不可解なことに、やつらは死んだ鶏を食べず、首から血を吸うといわれています。
高知では、実際にどの動物かはわからないけれど、このような殺し方をする恐ろしい獣を“とま”とか“とまこ”と呼んで恐れています。私の実家でも、昔は鶏を飼っていましたが、定期的にとまに襲われ、何度も金網を頑丈にしたり、隙間を塞いだりしましたが、とまの侵入を阻むことはできず、結局飼うのをやめてしまいました。
私もとまの恐ろしさを知っていたので、夫が鶏小屋を作る際、隙間をチェックして防いでもらっていたのです。
それなのに。
それなのに、とまの侵入を許してしまった。
大家さんの善意でいただいた大切な鶏を、二羽とも失うことになってしまった。
私は悔しくて悲しくてたまりませんでした。
翌朝、雄鶏は脚をぴんと伸ばして、首をおかしな方向に曲げて倒れていました。時折ばたつきますが、姿勢を起こすことはできないようです。
奇跡的に、後藤さんは無事でした。私たちの発見が早かったことと、雄鶏が身を挺して護ったからでしょう。
雄鶏は後藤さんを愛していました。それは見ていてわかりました。雄鶏は、餌をやるといつも後藤さんの目の前で餌をついばんでは落として見せ、後藤さんに教えてあげていました。また、いつも後藤さんに寄り添い、金網越しに猫に喧嘩を売ったり、勇ましくいなないては、自分のカッコよさをアピールしていました。
暗闇で、全く目が見えない状況で、恐ろしい敵と戦って倒れた雄鶏・・・。そして、無傷の雌。
私は今まで、鶏の頭の悪さを見下していましたが、雄鶏の漢らしさ、愛情深さに胸がいっぱいになりました。
私たちにできる最良の方法は、鶏小屋を頑丈にすることと、雄鶏が生きているうちに絞めることでした。朝ストローファームに遅れていくことを連絡し、夫と二人で絞めました。
雄鶏の羽を交差させ、太ももに挟んで、暴れないようします。夫が喉を切ってくれました。
「骨に当たるぐらいまで深く切ったで。」という夫に惚れ直す私。
その後、私が出勤した後で、鳥の羽をむしり冷蔵庫に入れるまでやってくれた夫。夕方、私は急いでストローファームから帰り、インターネットに繋いだパソコンを前にして、鶏の解体を始めました。
丸裸になった雄鶏の首には、激しく損傷した後がありました。(血を吸って死骸は食べないって・・・ほんじゃ巣穴の子供たちは何食べるんですかね??)
途中で夫も帰ってきて、固定カメラで詳しく説明しながら解体している動画を見ながら、二人で捌きました。
そして、炭火焼にしました。
味は、すっっっごくおいしかったです!!!弾力があって、歯ごたえがあって、味が濃くて、特に胸肉が最高でした。トサカや白子もいただきました。
この日までに後藤さんが生んだ卵は三つ。雄鶏の血を受け継いだ可能性がある卵です。ネットで調べると、雌鳥の中で精子は一週間は生きているそう。なんとか後藤さんが抱卵の本能を取り戻して、雄鶏の雛が産まれてくる奇跡に賭けるしかありません。
私は巣箱を鶏小屋に入れ、とまが入ったと思われる入り口の下を丸太で塞ぎました。
けれど、餓えた野生動物の本当の恐ろしさを知るのは、これからなのです・・・。
(職場のブログで勝手に連載を始めていいものか疑問に思いつつ、つづく。)
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
サクラサク✿
2014.4.7
こんにちは、アカネです。
高知県で桜の開花宣言が出されたのが、3月18日。高知県の標本木(桜の開花の基準にする木)は高知城にあり、高知城には400本もの桜が咲き乱れます。
開花宣言が出されてから一気に桜が咲き始め、朝はぽつぽつと咲いていた木が夕方に通りかかると満開だったりします。
桜が咲くのはずっと待ち焦がれていただけに本当に嬉しいのですが、こうも急に咲いてしまうと、散るときも一気にだと思ってつい焦りが・・・。桜の時期に冷え込むことを“花冷え”と言いますが、桜に長持ちしてもらいたくて、今度は寒波が来ますように、とつい願ってしまうんですよね。
私は、桜が大好き。
今回は私の桜への想いをじっくり読んで頂ければ、嬉しく思います。
『源氏物語』に桜が登場したのが、今から1000年以上前。その頃から、日本人は桜を愛し、桜の美しさと儚さに心を奪われ続けてきました。どれほど時を遡ろうと、また時が流れようと、日本人の精神性は変わらないでしょう。そう桜は伝えてくれているようです。
みなさんは、桜をみるとどんなイメージが湧きますか。以前日本人と外国人に桜のイメージを聞いたところ、「お花見」「きれい」「春」「嬉しい」「お酒でピンク色に染まったほっぺ」・・・と、たくさんの言葉が出てきました。(私は「女王様」といいました。)
桜って、自分が美しいことを絶対に解って咲いています。
花を下に向けて咲き、枝を大きく横に伸ばして、フリルがいっぱいのウエディングドレスを纏っているかのよう。「私を見て!ほら!美しいでしょ!?私を御覧なさい!!」との声まで聞こえるようです。
それに対し、原種であるヤマザクラは、葉と花が同時に出て、なおかつ花は上をむいています。幹もソメイヨシノのように横に広がるというよりは、上を向いて伸びます。でも、病気に強く大木化するので、ヤマザクラの満開の様も見事です。山の中で自生し、病気や害虫に打ち勝って、天に向けて花を咲かすヤマザクラ。凛としたプライドを感じさせます。
木材になるサクラもヤマザクラです。サクラは香りがよく、燻製用には最高です。ストローファームでは、サクラの色身を活かして、ヒノキとサクラを張り合わせてコントラストを出したり、強度のあるサクラで細かい切抜きができるストラップを作ったりしています。
サクラの話題なので、ストローファームの商品でサクラがモチーフのものを上げてみます。
・ ストラップ
・ ペンダント
(ペンダントはケヤキ製)
・ しおり
・ サクラの花びら箸置き
さて、私たちが最も目にする一般的な桜はソメイヨシノですが、全て人間の手によって植えられたものです。ソメイヨシノ同士では実を結ばず、別の桜と掛け合わせても違う形質の種ができてしまうため、すべてクローンで、みんなが同じDNAを持っています。
こんなにも見事な桜が一代限りなんて・・・。
ソメイヨシノにも雄しべと雌しべがあり、蜜を吸いに鳥たちもやってくるというのに。
花は、実らないことを知りながら、それでも全力で咲くのでしょうか・・・。
きっと、奇跡を信じて、毎年精一杯花を咲かせるのでしょう。いのちとは、奇跡そのものだから。
そんなことを感じて、今年も桜に恋焦がれる春となりました。
ストラップ http://www.strawfarm.com/fs/strawfarm/0030a
ペンダント http://www.strawfarm.com/fs/strawfarm/wd/0033
休日の公園とカレー
2014.4.3
こんにちはトモです。
皆様、三連休はいかがお過ごしでしたか?
我が家の三連休最終日。
子ども達は朝早くに起きて「今日の予定は?どこ行く?」とソワソワ。
天気予報は晴れ。気温20度まで上がる予想。
洗濯物や布団を干さなければ。あ、あれもやらなきゃ。これもやらなきゃ!とバタバタする私の後ろを「公園に行きたいなー」とついて回る子ども達。
私の用事が早く済むように重たい布団も必死に運んでくれ、様々なお手伝いをしては「まだ終わらん?」と聞く彼ら。
以前はただ待つだけだったのに、今では「こうすれば早く報酬が得られる」という事をいつの間にか学んでいたようです。成長ってすごいなー(^^)
何よりお手伝いはとてもありがたく、嬉しいものですね。
「よし公園行こう!」
子ども達のテンション上がる上がる!
ということで、前回遊具メンテナンス中だった秦山公園に行ってきました。
土佐山田町にある秦山公園は、スタジアムが隣接する場所にあります。
駐車場に到着すると満車の看板。
運良く停められ車を降りると、スタジアムや公園から沢山の人の声が聞こえてきました。
とても暖かく本当に気持ちの良い日。
マスクをすり抜ける花粉でクシャミ連発ですが、そんな憂鬱も吹き飛ぶほどの素晴らしい天気!
テンション上がるのは子ども達だけではありません。もちろん私も。
「あれやろう!」「これ行ってみよう!」
末っ子を連れ、どんどん挑戦。
怖がる末っ子もやってみれば「イェーイ!」と大声出して興奮していました。
小さい子向けの遊具も楽しい!
もちろんふわふわドームも!
1時間半走り回り、5人で汗だくになりました。
ラストは芝生の坂を競争。
元気にゴールしテンションMAXな子ども達とは対照的に私はあり得ないほどの息切れを起こしヘロヘロ。
でも気持ちが良い時間が過ごせました!
帰り道には夕飯の買い出しにスーパーへ。
夕飯のメニューはカレーに即決定!
我が家のカレーにはいつも入る「しめじ」。
いつものように入れようと野菜コーナーへ向かうと微妙な表情をする長男。
先日、学校でカレーを作る実習があり、クラスの皆で具材の話し合いの中でしめじと言ったところ皆から「絶対ない!」と即却下されたそう。
カレーにはしめじでしょ。と思っていた長男にとって大きなショックだったようです。「今日は普通のカレーでいいよ」と言う彼。
が、その晩やっぱりカレーにしめじを入れた私。苦笑いしながらも黙って完食してくれました。
うん、やっぱりカレーにはしめじだな。と言う私にまた長男は苦笑い。
皆さんのお宅にもカレーに必ず入れるオススメの食材ありますか?
沢山走り回って美味しい物を食べ、充電完了!(^^)
また今週もオモチャ作り頑張ります!
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
ちゃぷちゃぷ!
2014.3.28
こんにちは、トモです。
今日は我が家の次男が『おふろでちゃぷちゃぷ』に大盛り上がりしてくれていたので、写真載せていきますヽ(´∀`)ノ
次男は7歳、もうすぐ2年生です。
2年前に『おふろでちゃぷちゃぷ』を初めて手にした時から、パズルや積み木、お魚すくいと、沢山触れてきました。
今回は末っ子と一緒に浸かる中、いかに高く積み上げられるかがんばっている模様。
しかし、次男が積み上げたものを倒したくてウズウズニヤニヤしながら横で待つ2歳の末っ子。
こうして見ると7歳の子の手にもイルカは大きく見えますね。
このちゃぷちゃぷのイルカ、頭から尻尾までは約6.5センチ。厚みは2センチ弱です。ご参考までに(^^)
末っ子から散々攻撃されプンプンしながら次男はお風呂からあがりました。
使ったちゃぷちゃぷの仲間たちは、タオルで拭いてお休みさせてあげます。
この『おふろでちゃぷちゃぷ』、お風呂で遊ぶと目が小さくなります。
木が水分を含み膨張するのです。
自然な木、無塗装だからこそ木材の特徴を感じることが出来ます。ヒノキの良い香りも然り(^^)
ちなみに我が家で普段はこんな感じでお風呂に置いてあります。
お風呂で遊び、拭いて乾かした翌日にこの中へお片づけします。
楽に出し入れでき、風通しもできるので気に入っています。
お部屋で遊ぶ時にはよく乾かし元々入っていた箱へ戻します。
毎回大騒ぎしながら遊ぶちゃぷちゃぷ。今回もいっぱい楽しい事、嬉しい事、そして次男にとって悔しい事を経験出来ました。
これからもまだまだ活躍してくれそうです(^^)
さて、、、
保育園の園庭にある桜の木の蕾もポンポンと少しずつ開きだし、暖かい風を感じながら春を感じる瞬間が増えてきました。
小学校では卒業式が行われ、小さな頃から見てきた6年生の皆が旅立つ事にさみしさを感じてしまい式前日から涙涙でした。
来年の今頃は我が家の長男が小学校を卒業する予定。想像しただけでも今から泣けてきます(T ^ T)
この春旅立ちを迎えた全国の皆様、そしてご家族、関係者様、心からお祝い申し上げます。
この先の新しい道が沢山の光と希望に包まれますように。
ストローファームも新しいスタートに向け様々な思いを募らせています。
これからも皆様の温かい心で包んでいただければ幸いです。
巣箱、作りたい!
2014.3.27
こんにちは、アカネです。
今回は前回の“鶏、飼いたい!”の記事の続きです。
大家さんと社長の神がかった計らいにより、鶏の番を手に入れた我が家。長年の夢だった鶏ライフの幕開けです!!
夢は、鶏を繁殖させて卵と肉を恒久的に手に入れること。しかし、問題も発覚しました。
社長からいただいた“後藤もみじ”という鶏は、年間300個の卵を産める、メスの中のメス。卵を産むことにかけては誰にも文句を言わせない、プロ中のプロです。
ところが、品種改良によって生み出された彼女たちは、すでに卵をぬくめ子育てをする本能を失っているというのです。
本当でしょうか!?
子孫繁栄って、生物が地球に誕生したときからの永遠のテーマのはず。いくら人間が改良したからって、その生命の根源とも言える本能が消えるなんて、あるのでしょうか!?
私は後藤もみじこと“後藤さん”の母性本能を開花させるべく、巣箱作りに乗り出したのでした。
実家にちょうどいい板があったので、ストローファームで寸法を合わせてもらい、作らせてもらうことにしました。この板も、実家が去年まで薪でお風呂をたいていたときに、ストローファームからもらってきていた端材でした。父が使えそうな板を選り分けていたのです。
週末庭仕事をしながらときどき鶏小屋を覗いていると、後藤さんは卵を二つ産んでいました。そして、その卵の上に座り込んだのです!
そしてそして、お腹からはみ出していた卵を、くちばしで優しくお腹の下に入れたのです!
ご、後藤さん!!!
やっぱり本能は消えてなかったのね!?
そうだよ、あんたの貫禄は無駄じゃなかった!!
あんたこそビッグマザーに相応しいよ!!!
そのあと後藤さんはわりとすぐに立ち上がって餌をあさり、もう卵をぬくめようとはしませんでした。でも、私が卵にマジックで印を付けに入ると、いままでにない警戒の声を上げるなど、いつもとは明らかに態度が変わっています。
鶏は卵を10個前後産んでから抱卵に入るそうなので、まだまだ期待できそうです。これはすぐにでも巣箱を用意してあげなくては!!
月曜日の放課後、私は巣箱作りに取り掛かりました。
木を組み立てて、タッカーで打ちつけて、気分はすっかり鉄腕DASHです♪
AKANEは、巣箱を製作できるか!
チャーチャー・チャーン♪(DASH島のテーマ)
・・・しかし。
おかしい。実家で用意した板だけじゃ足りない・・・。家でちゃんと合わせてみたのに・・・。
なんで?同じ大きさの板を使ったはずなのに、なんか高さが全然合わない。
それに壁がグラグラする。。。壁板を支えるための板がいるんだ!
てゆーか、支えの板張ったら高さ揃えてなかったもんやき屋根がつかんで。すでに組み立てているもんだから、糸ノコでも切れんし。
私は、「この道をまっすぐ歩いて15分ね!」という説明で迷うことのできる、特殊能力の持ち主なのです。地図を読むとか、頭の中で図形を組み立てるとか、空間認識能力の劣りにかけては誰にも負けません!
かなり試行錯誤をして、やっと巣箱が完成しました。
あとは家でこれに布をかけるだけです。布をかけると鶏が安心するんですって。
私は着なくなったキャミソールを裂いて、のれんにしました。花柄です。ごとうさんも、きっと乙女心をくすぐられるハズ。
明日の朝鶏小屋に入れてあげよう。後藤さん気に入ってくれるかな^^
・・・って、違うのが入ってるけど^_^;
私はわくわくして眠りにつきました。
ところが、予想外の展開が私たちを待っていたのです・・・!
(続く)
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増税前!
2014.3.23
こんにちは、アカネです。
四月一日から始まる、消費税8%。
いよいよあと一週間を切りました!(現在3/23)
ストローファームは新年が明けてからも慌しい毎日を過ごしています。ありがとうございます。ままごとセット、おふろでちゃぷちゃぷ、赤ちゃんのおもちゃセット、ベビーそろばん、大工道具、箸置き・・・。
やっとままごとのリンゴが10個できた!と思っても、他のおもちゃを作っているうちに数日後には無くなっていたり。「今日ちゃぷちゃぷやった!?」「まだやれてない!昨日も仕上げてないからヤバイよね」という会話が飛び交っていたり。
○○を早く作りたいけど、木がないからまた製材してもらわなきゃ・・・という状態だったり。
それに卸の注文も入っていたりして、工房の中はてんてこ舞いです。
助っ人で来てくれているSさんも、週一日のところを三月は週二日で来てくれています。
私も連日大根(ままごとセットの)を作っていて、右腕が少し筋肉痛。。。。
増税前の駆け込み需要なのか、桃の節句や卒園・入園などの頃だからなのか、嬉しい悲鳴が止まらない・・・といった状況です。
本当にありがとうございます。
それにしても、増 税 です!!
消費税 8 % です!!
もちろん、増税が必要なことはよくわかっています。働き盛りの人口が減る一方の日本で、老人は増える。復興や、福島第一原発の処理や、災害対策や、福祉政策の増加。どれも先の長い、難しい問題です。
増税には納得しているけれど、それでも、生活に打撃があるのは事実です。
特に高知県では、社会人のほとんどが車を所有するほど、公共交通機関が整っていないところ。
ガソリンも毎日のように値上げだし、本州四国連絡線も値上がりするし、消費税も自動車税も値上げとなると、「あといったい生活のどこを削れば!?」というのが、一般家庭のキモチ。
本当に、みんなの税金、大切にたいせつに、使ってもらいたいです!
今日のニュースで、いくつかの大企業が給料のベースアップを決めたことを伝えていました。でも、中小企業に恩恵は届いていない・・・とも。
四月以降、私たちの生活はどう変わるのでしょうか。
不安もありますが、「どんな状態だってお金をかけずに豊かな時間を過ごしてやる!!」って気持ちでいます^^
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
木は元気の源(^^)
2014.3.22
こんにちは、トモです。
先日、インフルエンザにかかりまして...
旦那を除く家族5人、順々に感染・発症していきました。
とにかく頭痛がひどくて3日間眠れず、今までのインフルエンザの経験の中で1番体がきつかったです。
子ども達が通う小学校は数人を残しほとんどの児童がかかってしまう事態に。今年のインフルエンザB型の猛威には参りました。
長男は10代のためタミフルは使えず、イナビルというお薬を処方されました。噴霧される薬を一回吸い込むだけというもの。喘息持ちではありましたが、重度ではないのでOKでした。
熱や薬の副作用による異常行動が心配でしたが、多くの異常行動は高熱の時に見る夢のせいではないかと医師は話していました。実際長男も怖い夢を見てかなりうなされたようです。周りにも子どもが異常行動を起こした保護者の方がおり、かなり焦ったと話を聞きました。
因果関係がハッキリしてくれたら良いのですが...
そんな中、冷蔵庫からビールを出し「アルコール消毒しなきゃ♪」という旦那。
結婚して以来数回、家族皆がインフルエンザにかかる中、同じ部屋に寝ているのにも関わらず彼だけかからない状態を見ると、これは単なるオヤジギャグではないのかもしれないと考えてしまうほど。
普段の生活リズムや体力云々関係はなさそうな抵抗力、凄すぎです。
2週間以上まともに工房へは行けず、スタッフの皆さんに多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
病み上がりということもあってか調子が戻るまでに時間がかかりましたが何とか復活。
5日間で4kg以上減ってしまった体重も少し増え、体力もついてきました。
久しぶりの作業、工房は大忙しです!
やっぱりオモチャを作るのは楽しい!
オモチャの可愛い表情やスベスベに磨かれた木に癒やされ、どんどん元気にp(^_^)q
木の香りはアロマ効果もあると言われていますね。中でもフィトンチッド効果は樹木の香り成分であるテルペン類が人間の神経を和らげ、気持ちをリラックスさせてくれるそう。
工房に広がる様々な木の香り、とても贅沢な空間です。
すっかり元気になったものの鼻は詰まったまま。
「インフルエンザ!なんてしつこいの!?」
と思っていたところ、目がシパシパ。鼻はポコン!と外してじゃぶじゃぶしたい程の痒み。
とうとう本格的に花粉の季節が来たようです...
3人目の子どもを出産してから突然発症した花粉症。以来、毎年春は花粉とは切っても切れない関係になっています。
憂鬱な日もありますが、今日も沢山の木たちに囲まれて癒しを戴こう。
皆さんにもこの土佐のストローファームから、木の恵みをお届けします!(^-^)/
山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/
スミレの叡智
2014.3.19
アカネです。
通勤路の、アスファルトの上にも春が来ました。
アスファルトの隙間、わずかな土の上に咲いています。こんな可憐な花にこんなに生命力があるなんて、意外に思ってしまいませんか。
スミレは、山の中にも咲いています。人間が草を刈ったりして、背の低い雑草が生えている日当たりのいい場所に、ふいにスミレが咲いているのです。
スミレは、カヤやセイタカアワダチソウのように根っこからどんどん増えるわけではありません。また、シバのように地面に接した節から根っこが生えて、どんどん繁殖することもできません。
それなのに、そういう雑草の中で、一人凛と咲いているのです。
芭蕉もそんなスミレの姿に心打たれたのでしょう。
山路来てなにやらゆかしすみれ草
と詠んでいます。
ところで、写真のスミレ、どうやってここに咲いたのでしょう。
風が、天文学的な確立で種をここに落としたのでしょうか。
または鳥が、奇跡的にここに糞を落としたのでしょうか。
たまたまここにスミレが咲くために、幾多の種子が犠牲になったのでしょうか。。。
違います。
スミレは、計算によってここに咲いているんです。
スミレの種子は、エライオソームというゼリー状の物質に包まれています。エライオソームは甘いので、蟻が餌として巣に運び、食べ終わった後にゴミとして捨てます。蟻は土の上をゴミ捨て場にするので、スミレはどんな都会に咲いていても、確実に土のある場所で、しかも肥料のある場所で発芽できるというわけです。
(蟻も、公園や庭、植え込みなどがあるので都会で生きていけます。)
また、普段はハナバチに受粉を助けてもらっていますが、ハナバチがいない時期はつぼみのまま自家受粉をします。花を咲かせるのは植物にとってものすごくエネルギーのいることなので、ハナバチに頼れないときはさっさと受粉だけしてしまうということなのでしょう。
いかがですか、スミレって、めちゃめちゃカッコいい植物だと思いませんか!?
賢くて、強くて、ハチや蟻という最強の友達がいて、そして美しい。
皆さんも、道路や石垣でスミレを見つけたら、人知れず咲いているこの可愛らしい花に思いを馳せてみてください。きっと元気をもらえます!
・・・そして、工房の中でも、意外なところにお花畑が♡
ストラップを切った後にできる、糸ノコ台の上のお花畑。
ストラップを切るのは集中力が他よりもいるし、サクラの木が硬いので力もいるしで、結構大変です。
そんなときに切り終わって板をのけると・・・!
なんだか幸せを感じる瞬間ですヽ(♡´∀`♡)ノ
高知の食べ物④~おもちゃを作ると、ケンピが食べたい
2014.3.15
こんにちは、N美さんの旦那さんがストローファームにケンピを差し入れしてくれて、休憩時間が待ち遠しいアカネです。
みなさん、“ケンピ”ってご存知ですか。きっとどこの県にも似たお菓子があると思うのですが、高知のケンピは歴史が古いんですよ。
ケンピの元祖は、老舗和菓子屋“西川屋”。
お殿様にも献上して、愛されていたという一品です。今も当時と同じ味だそう。
原材料は小麦粉と砂糖のみ。とっても硬いです。
ケンピという名前も、“堅干”が由来になってます。
と・こ・ろ・が。
小麦粉というのは、土佐では高価な材料だったんです。
小麦の収穫時期に高知では雨がよく降るので、小麦栽培は一般的ではありません。四国の中でも四国山地の向こう側の香川県では、小麦の栽培が盛んなんですが。
そこで、庶民が小麦粉の替わりに使った食材が、サツマイモ。
今では高知でケンピというと、芋ケンピが一般的になっています。お芋を切って、揚げたてに砂糖をからめて。
そんなケンピが、数年前に二度目の大進化を遂げたのです!!!
“南国製菓 水車亭”が、みんな大好き芋ケンピに室戸海洋深層水の塩を混ぜて、塩ケンピを作っちゃったんです!!!!
今まで部分的に塊になるほど絡めていた砂糖を控えめに。
食べやすく細く切ったせいで、カリカリぽりぽりの新食感が誕生。
そして甘さと塩加減の絶妙のハーモニー。
そのせいで、某お菓子を超えるやめられなさ止まらなさを実現!!
塩ケンピ、今やケンピ界を席巻してます。
高知にいらしたら、是非食べてみることをおススメします。
そ・し・て。
私は、ストローファームのあるおもちゃがこの塩ケンピに見えて、食べたくてポリポリしたくてたまらなくなるんです。
これは何かというと、“ベビーなるこ”の歯の部分。
材木はサクラで、白い部分と黒い部分を組み合わせて貼り付けます。
赤ちゃんは産まれてすぐから“かお”に反応するそうです。早くお母さんの顔を覚えられるようにできているんでしょうね。
にっこり笑った大きなお顔のベビーなるこも、きっと赤ちゃんが大好きになってくれるはず。握って振ると音も鳴ります。
そんなベビーなるこ、次回もまた、芋ケンピの衝動に駆られながら作っているんでしょう。。。