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台風11号、安芸市を直撃!!

2014.8.21

8月2,3日は、記録的な豪雨で高知県が一躍全国ニュースになりました。

201408211

(【画像集】台風による大雨で氾濫寸前の高知市 鏡川 現地の様子まとめ より)

 

幸いストローファームの関係者に被害にあった人はいませんでしたが、この豪雨のせいで、2日と3日に予定されていた安芸納涼市民祭も中止になり、この日のためにずっと練習してきた子供たちや、それを見守ってきた親御さん、運営委員の人々…。たくさんの人が涙をのみました。

けれど、その直後にやってきた台風11号は、先日の豪雨などとは比べ物にならないほどの被害をもたらしたのです。ストローファームも無傷ではすみませんでした。

本当に恐ろしい台風でした。全国の皆さん、ご心配ありがとうございました。そちらは大丈夫でしたか?

今回は11号が直撃した時の様子をレポートします。

 

 

台風11号は8月9日、気圧は965hPa、15km/hで四国に近づきました。9日は土曜日でストローファームは普段休みなのですが、お盆休みに入る前に注文を消化するため、来れるスタッフで仕事をしていました。

朝はよく晴れていましたが、雨が降ったりやんだりするようになり、だんだん不安定な天気に。夕方が近づくにつれて、いよいよ本降りに。真っ暗な空から横殴りの雨が吹きつけ、山の竹もぐわんぐわん揺れました。

その日はさすがに残業なしに、定時で帰りました。

 

台風の脅威を目の当たりにしたのは、その夜更けです。

午前1時前、私は風と雨の音で目を覚ました。重たい風が荒れ狂い、雨は激しくトタン屋根に打ち付け、ときおり風が「ウゥ~~~~~ウ」と不気味な声で泣いていました。風が家にまとわりつき、今にもばらばらに吹き飛ばしてしまうかのようでした。

私はドキドキして、じっと風の音を聞いていました。

ガーン!という何かがぶつかった音とともに、風が一気に部屋に舞い込んできました。幸い勝手口のドアが開いただけでしたが、玄関のチャイムも何度も鳴るし、家は揺れるし、警報はひっきりなしに入ってくるし、本当に怖かったです。

そして鶏のことがとても心配でした。

 

私はテレビの台風情報を点けたまま、ドキドキして横になっていました。

 

 

10日、長い夜が明けました。テレビではまだ雨が降り続くように言っていましたが、すでに小降りになり、雲も薄かったです。鶏も元気よく鳴いていたので安心しました。

用事があって外に出たのですが、一見瓦が吹き飛ぶとか稲が倒れるとか、被害はないように見えました。けれど、ビニールハウスのビニールが裂けていたり、鉄骨が曲がっているハウスもあり、風の威力を再認識しました。

そして、台風が上陸した安芸市の中心に近づくにつれ、被害は拡大。あちこちで大木が倒れ、土砂で道は寸断。堤防は決壊し、濁った海がうねっていました。

 

そして、朝社長がストローファームの様子を見に行くと、こんなことになっていました!

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ドアは吹き飛び、拡張した作業場は一面水浸し。

実は10日は、高知で中川政七商店の社長さんたちと、コンサルの打ち合わせがあったのですが、キャンセルという悲しい結果になってしまいました(涙)。けれど、土曜日に商品を発送してしまっていたことや、机の上を片付けていたことで、濡れたおもちゃは最小限ですみました。

また、ストローファーム関係者が全員無事だったこと、本当に良かったと思います。

 

全国ニュースではこれ以上取り上げられることはないと思いますが、ビニールハウスや田んぼの損害、堤防や土砂崩れの修復工事など、これから長く影響が出そうです。

一番心配なのは、安芸市の穴内地区の浜。

どうやら、砂がごっそり削り取られ、浜がほとんど無くなってしまったようなのです。

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消波ブロックを置いて対応するでしょうが、どれほど効果があるかわかりません。海辺の住民は、これから台風のたびに避難しなければならなくなるでしょう。

 

自然の猛威の前には人間は無力であると、再確認した日でした。

山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/

ふぞろいの...

2014.8.11


こんにちは、トモです。

雨が強くなったり弱くなったりと断続的に降り、ここ高知県では各地で浸水や土砂災害に見舞われました。
安芸市では大きな災害は起きていませんが、激しい雨が続いた際近所の道路が浸水しました。
数センチでしたが車で通るのも怖くてハンドルをギュッと握り締めました。
幸いその水はすぐに引きましたが、自然の猛威にゾッとしました。
また台風11号も近づいてきています。
より一層の心構えが必要だと感じています。
皆様も急な天気の変化にお気をつけ下さい。


雨音や雷鳴が響く外を横目に、ストローファームの工房は今日もスタッフ一同気合い入れて頑張っています。

毎日全国からご注文を沢山いただいています。
中でも最近は『ままごとセット』のご注文数が増えています。
本当にありがとうございます!

今日はこの『ままごとセット』から、りんごが出来るまでをご紹介します(^^)

コロンと可愛いリンゴ。

私が初めてリンゴ作りに関わったのは、ストローファーム入社後しばらく経っての事でした。

「なんだこの曲線は!!」
これが私の第一印象でした。

なぜなら、

これが

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こうなって

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こうなるわけで...

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「へっ?(゜д゜)」「はっ!?(゜д゜)」
な訳です。

ヨーコさんが私にリンゴ係りに選んでくれた理由、それは「力があるから」でした。

そう、リンゴ誕生までに第一段階で力が必要なのです。

リンゴと同時にミカンなど10個以上の削り作業を続けると手の疲労も出てきます。そうなると削り作業に時間がかかるようになるので、数をこなすにはとにかく体力勝負。
それを実感するまでに時間はかかりませんでした。

第一段階が終了すると今度は作業場所を変え、素敵な曲線&スベッスベな可愛いリンゴちゃんに仕上げていきます。

が、未だその素敵な曲線にイマイチ自信が持てず時間もかかる私は磨き作業をH子さんにバトンタッチします。

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H子さんは手慣れた手つきでリンゴを磨いていきます。
曲線に惚れ惚れします。これが難しい。

そしてここからが1番の難所、くぼみをつくる工程。
左右が同じになるよう、そして相棒と同じ形になるようにへこみを入れるわけです。

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ここもH子さん、無駄のない動きです!

そしてきれいにくぼみを仕上げ、H子さんからまた私へバトンタッチ。
最後のヘタを付ける工程。
ここを失敗してしまうと今までの作業が水の泡。
細心の注意を払います。

そして最後に最終の仕上げをし、2階の作業場へ。
ヨーコさんに焼きペンで丁寧に一粒一粒種を書いてもらい、オイルを塗ってもらって完成となります。

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このように一つ一つ、何肯定かを経てリンゴが出来上がって行きます。
全て手作りなため時間はかかります。
一つとして同じものはありません。
世界でただ一つ、あなただけのリンゴです。
仲良くしてくれたらリンゴも私達も喜びます(^^)

こうして少しずつオモチャが生まれるまでの話もして行こうかなと思っています。
ちょっと立ち止まり、お付き合いいただけると嬉しいです!

 

ままごとセット http://yamanokujira.jp/fs/yamanokujira/toy/t004

高知の食べ物⑤ ~久保田のアイス

2014.8.5

こんにちは、アカネです。

 

猛暑日が続く昨今、ストローファームの冷凍庫には、ある癒しが待っています。

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社長がいつも買ってきてくれるのは、地元企業でもある“久保田食品”のアイス。

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久保田のアイスはバラエティが豊富で、安くて、しかもおいしいのです。

ストローファームで一番人気なのが、こちらの“すももキャンディ”。

201408053162円。

アイスはこってり好きの私はまだ食べたことがないのですが、スタッフのMさん曰く

「さっぱりしててすごいおいしい!」

とのこと。ちなみに高知県では、すもものことを“いくり”と呼びます。

 

その次に人気なのはこちらの“バナナキャンディ”でしょうか。

20140805465円。

スタッフはほとんど車通勤。勤務後ゆっくり座ってアイスを食べる時間がない人は、車の中で食べながら帰れるので、スティックタイプは人気です。

 

個人的には、“あずきアイスキャンディ”が一番好き(´∀`*)

20140805565円。

こってりはしていないのですが、北海道十勝産の小豆だけを使っていて、とても後味がいいのです。

 

他にも久保田のアイスは、カップ、コーン、モナカなどとても豊富。すもものほかにも、イチジク・柚子・トマト・碁石茶・・・など、地元の旬の食材をふんだんに使っているので、時期によってはないものも。

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(久保田食品HPより)

 

先ほどあずきアイスキャンディを「とても後味がいい」と書きましたが、久保田のアイスはほとんどがさっぱりとした後味で、普通甘いお菓子を食べた時のように、口の中がベタベタすることはありません。

久保田食品のアイスの特徴として、“食べた後に口に残らない爽快感”を心掛けているとのこと。安定剤・香料・乳化剤・着色料などはなるべく使用せず、のどが乾かない爽やかなおいしさに仕上がっています。卵や牛乳にアレルギーのある方も食べれるアイスもたくさんありますよ^^

 

県外の方はネットでも買えますので、興味がわいたら是非HPをチェックを☆

 

 

・・・なんだか久保田食品の回し者みたいな記事になってしまいました(^_^;)

でも地元に素敵な企業があると嬉しいですし、買って応援はもちろん、たくさんの人に知ってほしいですよね^^

 

 

と、いうわけで、久保田のアイス、もっともっと食べたいです。

 

社長(●’3`*)☆

 

(笑)

 

山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/

手作り と 魔法

2014.8.1

こんにちは、アカネです。

先日『アナと雪の女王』を観ました!

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映像と音楽の素晴らしさに引き込まれ、キャラクターたちの魅力に笑ったり感動したり。特にアナの姉エルサが、自分の力を解き放って、次々と氷の魔法を生み出していくシーンはとても素敵でした。

 

魔法と言えば、この夏USJにハリー・ポッターの世界が誕生しましたね。私もハリー・ポッターが大好きなので、いつか行きたいと思っています。

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さて、エルサは巨大な氷の城をやすやすと建ててしまいます。美しいドレスも自然に出現。

ハリー・ポッターでも、掃除片付け、編み物に料理・・・など、日常の煩わしいことをなんでも魔法でやってしまえます。うまくできるにはコツやセンスも必要ですが。

他にも、パーティ会場の装飾や庭の手入れなどもぱぱっと魔法で解決。

 

まさに、全て手作りのストローファームとは対極にある世界です。

ストローファームも電動工具の力を駆使して、木を切ったり削ったりしていますが、それでも目や口の穴を一つずつドリルで開けていき、一つ一つ切り出したり、磨いたり、貼りつけたり。

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作れる量は限りがありますし、限られた人数で、日々時間との闘いです。

ハリーやエルサのように、一瞬で一気に作れたら!忙しいときはついついそんな妄想が頭をよぎります(笑)

 

ところで、そんな便利な魔法の力を持つハリーですが、一度だけあえて魔法を使わず、手作業で成し遂げたシーンがあります。

友達の屋敷しもべ妖精ドビーが、ハリーを守ろうとして敵の手にかかった時、ハリーはシャベルで穴を掘り、お墓を作ったのです。

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そんなハリーを見て、魔法使いと代々対立していた小鬼も、ハリーたちに協力しようと決めたのでした。

 

私はこのシーンがとても好きです。ハリーのドビーへの思いが、とてもよく現れているからです。

誰かのために進んで汗を流すのも、痛みをこらえるのも、時間を投資するのも、そこに愛があるから。

まさに、“手作り”の原点がここにあると思うのです。

 

 

ストローファームでおもちゃを作る仕事は、直接お客さんの顔が見えるわけではありません。

でも、買ってくれた人、プレゼントされた人に喜んでもらいたいということ。

人工林ばかりになってしまった高知県の山が、少しでも荒廃しないように、間伐材を活用していきたいということ。

ストローファームを支えてくれているいろんな業者さんたちと、長く仕事を続けていけるようにということ。

いろんな思いがあって、一つひとつおもちゃに向きあっています。

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今年の冬休みはUSJに行きたいな♪なんて夢見ながら、今日もおもちゃを、一つひとつ、作ります。

 

山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/

ストローファームと自衛隊の意外な関係!?

2014.7.31

こんにちは、アカネです。

今年の梅雨は最初の一週間は梅雨らしい天気でしたが、その後は布団が干せるほど好天に恵まれました。皆さんの地域はいかがだったでしょうか。

 

工房には、いつの間にやら温度計が。

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驚愕の事実を連日伝えてくれています。

 

 

さて、雨と暑さで昼休みのウォーキングも滞りがちな今日この頃。私とトモさんは、妙案を思いつきました。

元々自衛隊好きの私たち。ストローファームでは、他にベテランスタッフのOさんも自衛隊好きだったりします。トモさんご家族と一緒に、地域の陸上自衛隊の駐屯地で開催された、記念式典に行ったのは5月18日。そこで出会ったのは、若い隊員たちが魂を込めて披露した、『自衛隊体操』。

「あれを私たちも覚えたい !めっちゃ身体の引き締めによさそう!!」ということで、youtubeで探してみたら、初心者にぴったりの動画が見つかりました。

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トモさんがiPadを持ってきてくれ、お昼休みに二人で挑戦。かなり息切れしながら約5分間をやりきりました。でもまぁ、ウォーキングは30分やってたからね。5分だけじゃ物足りないよな~・・・なんて思ってた、次の日。

 

あれ?太ももの内側が痛い・・・。

まさか昨日のアレで!?

たかだか5分の体操で筋肉痛になったなんて、トモさんには絶対言えない!

 

「あたた、階段上ったら内太ももが痛いわ~。」

なんとトモさんも、同じところが筋肉痛になっていたのです!

 

侮るなかれ自衛隊体操。

太ももを細くしたい方にはオススメです!!

 

 

ところで、ストローファームの前にアパートが建ったんですが。

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なんと名前が“アグレッサー”・・・・・。

戦闘機のシルエットまでついて(それも二機)、もう間違えっこない!!

 

ちなみにアグレッサーとは・・・。

「アグレッサー部隊(英語Aggressor squadron)とは軍の演習・訓練において敵部隊をシミュレートする役割を持った専門の飛行隊(squadron)のことである。」   by Wikipedia

 

このオーナー、絶対自衛隊好きだ!!

 

さらに4月からストローファームのお手伝いに来てくれることになった人は、旦那さんが自衛隊員!!それを知ったOさんは、鳥肌が立ったそう。

「スタッフが5人のところに自衛隊好きな人が3人もおって、前のアパートのオーナーも自衛隊好きで、新しく来る人が自衛隊妻!?なんかこの辺の土地縁があるがやぉか・・・」

 

そのお手伝いさんは自衛隊という仕事に何の興味もない、と盛り上がる私たちから一線を画していますが、自衛隊妻あるあるを聞くたび、やはり盛り上がっているトモさんと私。

「旦那が演習から帰ってきたらダニとかノミも一緒に連れてきて、嫌ながって。」

「そっかぁ、そんなことあるがや~♥」

「かっこいい~♥♥」

「なんでっ!?!?」

というような会話を繰り広げています(笑)

 

 

ストローファームと自衛隊の意外な関係とは・・・

 

単に自衛隊好きの人間が多い、という話でした^^

 

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親が与えられなかったものを

2014.7.28

こんにちは、アカネです。 

先日、甥が誕生しました。

私は午後からお休みをもらい、真っ先に病院に駆けつけることができました。病室には、これから帝王切開に臨む緊迫した表情の姉がいました。手術室に入るところまで見送って、今か今かと赤ちゃんが出てくるところを待ちました。

やがて現れたのは、元気そうな男の子。後から駆けつけた父や母も安堵の笑みを浮かべました。

 

前日から絶食で点滴をしていた姉。空腹や、術後の痛みや、後陣痛、トイレさえもままならない状態・・・と我慢の連続に見えますが、「赤ちゃんを取り上げられて産声が聞こえた瞬間、もう一人産んでもいいなって思えた」という姉に、母の偉大さを感じました。

 

ストローファームのスタッフは全員お母さん。つわりあり、妊娠中や出産時もトラブルがあったり、それぞれが苦しいことをたくさん乗り越えてきています。そして二人目、三人目と産んでいます。

 

私は“普通”の家庭で育ったので、家族仲がいいことや親が働けていることなど、まったく意識していませんでした。けれど、親元を離れ大学に入り、いろんな人と出会うことで、“普通”というのがものすごく特別だったことに気づきました。

TVなどでよく税金などの話をするときに、“平均的な家庭”として「父・母・子(二人きょうだいの場合も)」の核家族が取り上げられます。けれど、両親が揃っていない家庭もたくさんありますし、揃っていても両親の仲が冷えている家庭もあることでしょう。そして、最低でも親のどちらかに安定した仕事がある、ということに当てはまらない家庭もあります。

家族のことでそれぞれ傷を抱えながら、みんな同じように笑ったり、勉強したり、仕事したり。そんな友人たちを見ていると、“普通”の家庭とそれに当てはまらない家庭、実はどちらが多いのかわからなくなってしまいます。

 

友人もしかり、ストローファームのお母さんたちも、子供時代に親が与えられなかったものを、自分の子供に与えてあげられる親になっている人がたくさんいます。それはとてもとても素敵なこと。それでも、子供への関わり方を悩んだり、反省したりと日々一生懸命です。

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家族・親戚一同に愛されて育つ姪と甥。保育園のお友達の名前をたくさん教えてくれる、姪の幸せいっぱいの姿を見ると、ニュースを騒がす不幸な出来事が悲しくてたまりません。この世に産まれた子供たちがみんな幸せに大きくなれますように、そう願います。

 

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ストローファーム 夏の風物詩

2014.7.25

こんにちは、アカネです。

蝉の声と、じっとりと背中を伝う汗に、夏本番を感じる今日この頃です。

 

去年の冬の記事に、ストローファームの冬の風物詩として、薪ストーブのことを書きました。

そして夏の風物詩と言えば、この巨大扇風機でしょう。

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ストローファームでは木粉が舞っているため、閉め切ってクーラーを点けることができません。それでも、開け放った窓から、午前中は海から、午後になると山からの風が入り込みます。南と北に幸運にも田んぼがあるのも涼しい理由。

それでも、湿度が高いときや風が止んだとき、サンダーで削ったり磨いたりしているとき・・・。途端に汗が噴き出ます。

そこで導入されたのがこの二台の大型扇風機。思いがけない嬉しい配慮にどよめくスタッフたち。扇風機は今日も首を回して全力で風を届けてくれています。

 

ちなみに、ストローファームに制服はありません。天候に合わせてそれぞれが好きなものを着てきます。真夏になるとみんな半袖Tシャツにサンダル。

何年か前の真夏に東京の出張から戻ってきた社長は、私たちスタッフがラフな格好で仕事をしていることに感動していました。最初の頃よりはクールビズが一般的になったとはいえ、背広にスーツ、革靴が必須なサラリーマンはまだまだ多いですものね。

 

 

もう一つ、この時期になると現れる自然現象があります。

冬はサンダーで磨いていると、静電気が起きて身体にバチバチと当たったり、頭頂部の髪が逆立ったりします。(私は帯電体質のようで、みんなが感じなくなる春の中ごろまで一人苦しんでいるのですが・・・)

では、日本の夏ならではというと。

ままごとや大工道具セットの箱に顔などを貼るとき、ボンドをつけた側が膨張して、浮き上がってくるのですが、

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(女の子のおだんごの部分が浮き上がっているの、わかりますか?) 

最近浮き上がるパーツが少なくなってきました。

なぜでしょう?

 

そう、梅雨だから。

ボンドをつけてない側も湿気っているんですね。

 

さらに、作業場の二階で“おふろでちゃぷちゃぷ”を詰めている陽子さんが言います。

「なんかちゃぷちゃぷが入らん・・・。」

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「わ、私!?私が切ったから!?」

一人焦るのは、最近ちゃぷちゃぷデビューした新人のMちゃん。

大丈夫よ、この時期にはよくあることだから・・・^^

 

梅雨が明けたら、また暑い夏が待っていますね。

 

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ダイコンパニック

2014.7.3

こんにちはトモです。

工房の中の空気が以前より穏やかに流れ自分の時間や心に少し余裕が出てきたある日、新しい作業を教えてもらえる事になりました。

今回のミッション
「綺麗に大根を完成させよ!」

ままごとセット、
この中に入ってる一本の大根。

教えてくれる先生はこのブログでもお馴染み、先輩スタッフのアカネちゃん。
教えてほしいとお願いすると早速準備し、作業開始。

まずは磁石を入れる穴を開ける作業から。
見本でスイスイやってのけるアカネ先生。真ん中に命中させるのにほんの数秒。
私が交代すると「ここか?いや、もうちょい下か?」と時間がかかる。

続いて磁石を埋める作業。
磁石の方向は間違えるとくっつかず無駄になってしまうので注意が必要。

見本を見せてくれるアカネ先生。
ポンポンと入れていく。
何度も確認後、私も挑戦。
磁石が思うように入らない。しかも先ほど開けた穴の中でボンドと出会うとクルリン!と踊って見せてくれる事例が発生。
だんだんと私の頭が「パーン」といいそうになるので、5本作業をし頭を冷やす事に。

時間をおいたら削る、磨く作業へ。

ここでアカネ先生から「私、まん丸にならんと許せんがって」と衝撃告白。
そして見本として見せてくれた作業はなんとも滑らかで無駄のないものでした。

「できるよ、大丈夫。」
アカネ先生からかけてもらった言葉を胸に挑戦。

「!?!? 」

それぞれ直径が違う三つの木を下に向かって細く、美しく。
それがいかに難しいものであるか痛感しました。

なんとかやり遂げた大根をアカネ先生の元へ持って行くと
「ウフフ、ずれちゅう」とニコニコ。
そしてずれている箇所をささっと修正してくれました。

「私、大根作るの大好きー」
そう言うアカネ先生の偉大さに感服です。

あとはスポンジサンダーでの仕上げ。
すっかり自信をなくしていた自分が少しだけ元気を取り戻せる作業でした。

エアーをかけ、ドキドキしながら二階の作業場へ提出。
キレイにオイルを塗ってもらい、葉っぱもつけてもらった大根たち。

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「まぁ!立派になって(泣)」

時間にしたら数時間の出来事でしたが、ストローファームに入ってから私が経験した作業の中で5本の指に入るほどの濃厚な時間でした。

小さなオモチャ一つ一つに色んな思いやドラマがあります。
私たちの思いが詰まったオモチャ、ぜひ仲良くしてあげてくださいね。

ままごとセット http://yamanokujira.jp/fs/yamanokujira/toy/t004

てんとうむしのお話

2014.6.27

こんにちは、アカネです。

梅雨真っ盛り、庭の雑草も野菜もぐんぐん伸びています。同時にいろんな虫を見るようになってきました。この頃はパセリに大発生したキアゲハ(幼虫)の成長を見守るのが楽しみです*^^* (種を採ってみようと思っていたパセリの花がもりもり食べられていますが、いいんです!)

 

ハスモンヨトウ、モモスズメ、ウメエダシャク、ちびカマキリ、蝶にトンボに・・・と庭は賑やか^^(殆どが害虫ですが、ありがたく鶏の餌になってくれています♪)

その中で、姿が見えなくなった虫もいます。

テントウムシです。

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これは五月に撮影。初夏の頃はテントウムシの成虫も幼虫もたくさんいて、可愛らしい姿を見せてくれていましたが、この頃はさっぱり見かけません。梅雨だからでしょうか、それともカラスノエンドウが終わって、アブラムシがいなくなってしまったからかもしれません。

 

ただ、七月になるとテントウムシは夏眠に入ります。9月になって涼しくなると再び目覚め、10月頃まで繁殖を行い、11月になると雨風が当たらないところに身を潜め、越冬します。冬の間は冬眠とは違って、天気のいい小春日和になると出てきて、草の上で日向ぼっこをします^^

 

ところで、アブラムシを捕食してくれる益虫の代表ともいえるナナホシテントウ。あまり知られていませんが、リンゴ農園ではリンゴを食す害虫になることがあるのを、ご存知ですか。

リンゴの無農薬栽培を成し遂げた木村秋則さんの農園では、さまざまな虫がやってきますが、自然のバランスがとれた今では害虫が大発生することはなくなったそうです。すると、アブラムシがいなくなってしまったので、テントウムシはリンゴを食べるようになったそうです!

私の手元にある、『近所の虫の飼い方(1)』にも、テントウムシを飼うときに虫かごの中にリンゴを入れています。「好んでなめる。5,6ミリの厚さに切り、串に刺すか底に置いておく」と書いてあります。

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“害虫や益虫なんていない、ただ人間の都合でそう見えているだけのことなんだ”、ということを言う人がいますが、ナナホシテントウムシはいい例だと言えるでしょう。

 

さて、テントウムシはころんと丸くて、表面もつるりとして、赤と黒の模様も可愛いですよね。ヨーロッパでは縁起のいい虫として、とても人気があります。「テントウムシが身体に停まると、幸せがやってくる」という言葉もあるとか。幸せを呼ぶという四つ葉のクローバーとテントウムシの組み合わせも、とっても可愛いですよね。

ストローファームでもテントウムシのマグネットがあります。私がストローファームの商品の中でも最も好きなものでもあります。

(家にあったゴム製のテントウムシと一緒にパチリ。もちろん右がストローファームのテントウムシです( *´艸`))

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冷蔵庫や卓上ライトにメモ用紙を貼り付けてみては。可愛いテントウムシのお陰で、きっと見逃しません。他にも、ワンポイントのインテリアとして。

私は今トイレを“虫王国”というテーマでコーディネートしています。このテントウムシたちも、窓際で賑やかしをしてくれています^^

 

むいむいマグネット http://www.strawfarm.com/fs/strawfarm/wd/0031

よさこいメダル☆★

2014.6.25

アカネです。

実家のツバメの雛は、無事巣立ちを迎えました。親も一段落です。今まで子供たちを食べさせるために、休みなく飛び回っていたのですから。

・・・と思う間もなく、早くに子育てを終えたカップルは、シーズンの間にもう一度子育てを始めます。雛の巣立ちまで、約一ヶ月。ツバメが南の国に旅立ってしまうのは八月になってからですから、それまでにもう一度子育てできるというわけです。(現在6月21日)小さな身体で海を越えて渡ってくることといい、ツバメのバイタリティには、本当に感服するばかりです。

 

さて、話は変わって、高知の夏といえば「よさこい祭り」。きっと、このブログを読んでくださってる方の中には、「見に行ったことあるよ!」「前に踊ったことあるよ!」「子供が高知へ躍りに行くため練習してるよ!」という方もきっとたくさんいらっしゃるはず。

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高知のよさこい祭りが北海道に飛び火して、今や「よさこいソーラン祭り」の方が有名になってしまっていますが、おかげで県外からもたくさんの踊り子さんが来てくれるようになりました。

毎年八月の9日~12日は、高知市内がまるごと演舞場になります。商店街のアーケードの中で、高知駅のターミナルで、高知城で、公園で・・・と至る所で踊り子が舞います。

よさこい祭りの細かい説明は、お祭りが近づくにつれまた記事にするとして、高知県では各地域で納涼祭があり、地元や遠方から招いたチームが演舞を競い合います。もちろん、ストローファームがある安芸市でも、8月の第一土日に開かれます。

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踊り子の楽しみの一つが、輝いている人に贈られるメダル。

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この頃では地域振興のため、各演舞場で特色を活かしたメダルを用意したり、地元の木材で木のメダルなども作られるようになりました。ストローファームでも安芸納涼市民祭で毎年メダルの注文をいただき、この時期はせっせと作っています。

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これはサクラのメダル。納品先で裏に「第○回安芸納涼市民祭」の焼印が入り、紐を通して完成です。

 

そしてこれは、農協から依頼のみつばちメダル。農協のメダルは毎年デザインが変わります。なすびの形だった年も^^ デザインの担当は陽子さん。毎年可愛いメダルを考えてくれます。

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このメダルをもらった子供たち、喜んでくれるかな。毎年そんなことを考えながら作っています^^そして本番で木のメダルをかけている子供を見ると、妙に嬉しくなってしまったり(笑)

 

高知県ではすでにチームが踊りの練習を始めています。夜高知市内のアーケードに行くと、学校や仕事を終えた若者たちが、鳴子を持って汗を振りまきながら練習している光景に出会えるはず。

今年も高知の夏が熱くなることは間違いありません。

 

山のくじら舎 http://yamanokujira.jp/