木のおもちゃ 皇室ご愛用 山のくじら舎

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育児本と私

2013.9.18

育児本と私

こんにちは、トモです。
台風が過ぎ、高知は青空が広がりました。

この度の台風により被害に遭われた皆様、また関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、一日でも早い復興をねがっております。

休日は子ども達と布団を洗いました。
エッサエッサと汗をかきながら布団を踏み踏み。
子ども達も遊び感覚で楽しそう!

親子でびしょ濡れになり、キレイになった布団をベランダへ。
しばらく見なかった太陽が顔を出している。
布団や夏の間お世話になったカーペットの数々が並ぶベランダを見て大満足!

一仕事終えたスッキリ感は最高です。

朝のバタバタが終わると、ほんの少しだけ自分の時間�=
ネットをしたり、録画してあった番組を見たり本を読んだり...

11年前、妊娠を機にそこから沢山の妊娠、育児系の本を読みました。

周りにはまだ育児をしている友人も居らず、県外から嫁いだ為不安がいっぱい。
実家の母は私が高校生の時に病気で亡くなり、気軽に相談できる相手も居ませんでした。

乳児検診の時、保健師からの
「育児の相談は誰にしますか?」
との質問に、
「育児本」
と本気で答えた私。

なんで?なんで?
そんな事を考えてはページをめくる日々。
今考えると頭ガチガチだったなーと笑ってしまいそうですが、でも当時は初めての育児に本当に必死でした。

『ドラえもん』に出てくるのび太くんのような長男。
私がドラえもんのように話を聞いて助ける為の道具(言葉)を出してあげられたら良いのですが、全て聞いてしまう事は果たしてこの子の為になるのか?と悩んだり。

そんな時、
「受け入れるのではなく、受け止める」
という言葉がスーッと私の心の中に入ってきたのを覚えています。

悩みの末にドラえもんではなくジャイアンの母ちゃん化していた私には、とても大きな転機でした。

それから私の中で育児の本への考え方が変わったのも、この頃だったと思います。

まだまだ子ども達は小さくて、今の考え方が正しいかなんてわからないのですが、以前の自分よりも遥かに育児を楽しんでいます。

時にはドラえもんとなり、のび太のママとなり、ジャイアンの母ちゃんに。
しずかちゃんのバイオリンのような私のギター演奏にも付き合ってくれる家族は、育児本には無いたくさんの事を教えてくれます。
それに応えられるよう自分も日々成長していきます。

彼岸花と日本人

2013.9.17

higanbana

みなさんこんにちは、アカネです。
今回は木材のお話はお休みして、季節の話題をお送りします。高知の文化や風景も、ストローファームをイメージしていただくのにいいと思うからです。

朝晩が涼しくなってきた今日この頃、道の脇で突然にょろりと生えてくるものがあります。
そう 彼岸花です。
季節の移ろいを実感するとともに、どんなに酷暑でも冷夏でも、狂わずお彼岸の頃に生えてくる体内時計には感心させられます。

彼岸花は私の大好きな花です。
ろうそくの上の火炎のような紅く燃え立つ花びら、枯れた後の縮れた髪の毛のような”もののあはれ”な様子、こんなに美しくて妖しい花は他にありません。

彼岸花は地域によっていろんな呼び方があって、その呼び名は千を超えるとも言われています。私の祖母は彼岸花のことを「シーレイ」と呼びます。
別名の中には、「死人花」「幽霊花」なんていうのもあります。お彼岸の頃に咲くというだけではなく、墓地から、突然にゅっと生える様子が気味悪がられたのでしょう。

日本には稲作が伝わってから中国から持ち込まれました。
彼岸花には根にアルカロイドを多く含む有毒植物で、食べると嘔吐や下痢、ひどい場合は死にいたることもあるそうです。
祖先は彼岸花のこの毒性を利用して、田んぼの周りや土手、墓地などに多く植えてきました。田んぼの畦や土手がモグラなどに壊されるのを防ぎ、土葬した遺体が動物たちに食べられないようにするためです。

以前私が四国八十八箇所巡りをしたときも、彼岸花が咲く季節でした。
山深くに開けた場所があり、ぼうぼうと伸びる雑草の中に、彼岸花が咲いているのを何度も見ました。ここが以前人里で、人の営みがあったことに想いを馳せました。それを思い起こさせるものは今や彼岸花だけでした。(というのも、彼岸花は種をつくらず、自分のコピーを球根で残すことしかできないので、植えられた場所でしか咲けないからです。)

彼岸花にはもう一つ役割がありました。飢饉のときの救荒作物だったのです。
彼岸花の球根の食べ方を調べてみると、細かく刻んで水にさらし、でんぷんを乾燥させて食べられるようになるとのことです。球根を刻んでいるだけで気分が悪くなる人もいるようで、そんな危険なおもいをしてまでも食べる必要に駆られたということは、他にまったく食べるものがなかったのでしょう。家族をなすすべもなく看取り、明日には自分の命も消えるかというような試練の中を、彼岸花の球根を食べることで生き抜いてきた人々がいたに違いありません。
彼岸花の球根を食べていたのはそれほど昔のことではなく、戦後の食糧難に食べていた地域もあります。

今は土手も畦もコンクリートで覆われ、彼岸花の風景も減りつつあるようです。
でも私は、彼岸花を見るたびに、先祖たちの営みに想いを馳せずにはいられません。彼岸花はその生き証人なのです。

ストローファームの周りの田んぼや川沿いでも、燃え立つような彼岸花が咲き始めました。

ケヤキのおはなし

2013.9.14

こんにちは、アカネです。
ご存知の通り、このブログはトモさんと二人で書いております^^

今日はストローファームで主に使われる木材のうち、ケヤキのお話をしたいと思います。

ストローファームのケヤキをメインに使ったおもちゃに「コロコロ」と「ベビーそろばん」があります。私はケヤキの木目、色つやが大好きで、コロコロ用の、角を落とし、つやつやに磨き上げたまあるいケヤキのパーツには毎回うっとりしてしまいます。
まっすぐな柾目(まさめ)、渦を巻いた模様、波のようにうねった模様、あぶくのような模様など、ほんとうにさまざまです。輝くような黄色だったり、黒っぽい茶色だったり、色も板によって全然違います。

ヒノキや杉を柔とすると、ケヤキとサクラはまさに剛。(私の感想です。)
ケヤキはスギやヒノキに比べると、とても堅いです。そしてどっしりしています。仕上げたものをうっかり落としてしまっても、傷がつきません。
磨いた後の手触りは、つるつるすべすべでひんやりしています。スギやヒノキは触ると温かい感じがします。

ケヤキはこの頑丈さと木目の美しさで、家具やお盆やお椀、太鼓の胴体などに使われます。
もちろん建築用材としても使われますが、現在は高価でなかなか庶民の手には届かないようです。伐採してから何年も寝かさないと使えない上に、おもに使われるのが中心部の赤身なので、太い木でないとなかなか木材になりません。(ストローファームではふんだんに使っているので…ケヤキが高価なことを初めて知りました…^^;)

北海道を除く日本全国に分布していて、公園や街路樹に植えられてきましたから、きっと皆さんの生活の場のどこかで出あっているでしょう。
ケヤキは長寿で、山形県には推定1500年の大きなケヤキもあります。
そして、秋になると紅葉します。上に広がるように枝を伸ばすので、紅葉は見事なことでしょう。木によって葉の色も変わるそうです。高知県では標高の高い山でないと紅葉が見られないので、ケヤキ並木が近くにある方はぜひその下を歩いていただきたいです。きっと紅葉と同じに心も色めきたつ、そんな美しい光景ではないでしょうか?
公園に植えられている場合は、家族やお友達と色づいたケヤキの下でピクニックなんてのもいかがでしょう。

みなさんのお家にあるケヤキの製品を探してみるのもおもしろいかもしれませんね^^

子どもの頑張りから学ぶ

2013.9.13

子どもの頑張りから学ぶ

こんにちはトモです。

子ども達の通う保育園と小学校では運動会の練習が始まりました。
末っ子が迎える初めての運動会。
感動して泣いてしまうかもしれないなー(T ^ T)

ここ安芸市の保育園では、毎年年長さんの竹馬があります。
その竹馬は子どもの身長よりも高く、大人でも怖いと感じる程です。

運動会の練習が始まると、年長さんの子ども達は毎日が闘いです。
竹馬では足の指の皮がはがれ、歯を食い縛りながらお風呂に...
弱音を吐かず、涙を流しながら絆創膏を自分で貼る姿を見ると甘やかしたくなりますが、グッと我慢。

本番では自信に満ち溢れた表情で一人一人が竹馬に乗り、観客席から盛大な拍手をもらいます。
母親達は涙涙です(T_T)

ただのお披露目ではありません。
計り知れない緊張や恐怖、自分との闘いを乗り越え本番を迎えた子ども達は大きく成長しています。
その自信を胸に小学校へ入学するのです。

今年入学した次男は初めての小学校の運動会を迎えます。
保育園の時にくらべ運動場も広く、大きいお兄さんやお姉さん達に感化され、毎日頑張っているようです。

今喋ってたのにもう寝てる?と言う感じ(^_^;)

上の子達も上級生になり、クリアしなければならない課題が沢山!
自然とご飯の量もかなり増え、成長を感じます。

子ども達の毎日頑張る姿を見て、私も頑張らなければ!と、毎日刺激をもらいます。
私の方が弱音を吐く事もσ(^_^;)

でも子ども達は「ママは仕事が大変そうには見えん。楽しそうやん」と言います。

今日もおもちゃを作りながら
「こうやって持つのかな?」
「この木目、キレイって思ってくれるかな?」
と、色々考えてワクワク。

でも木を加工するには結構力が要るのです。
汗だくになる日もあります。
一つ一つを大切に作りますので時間もかかります。

出来上がってエアーをかけ、キレイにすると達成感!
また袋に入った姿を見ると
「受け取ってくれるお客様が喜んでくれたらいいな~」と感慨深いです。

仕事の疲れも、きっとやり切った感の表れ。
贅沢な悩みではありますが、子どもに喝をいれてもらいながら
且つ、日々の癒しを大切にしてまた次の活力にしていきたいです。

因みに私の癒しの一つ。
毎朝、通勤時に車で好きなバンドの歌をノリノリで熱唱♪( ´▽`)
朝からテンション上がりますー!

さぁ!今日も1日頑張りましょう!

生まれる前の記憶

2013.9.12

生まれる前の記憶

こんにちは、トモです。
近所のハウスではナスの栽培が始まっています。
来年の春まで、農家さんは休みなく美味しいナスを育てていきます。
ここ安芸市はナスの産地です。美味しいナスを今年もまた全国へ!

もうそんな季節!?が本音ではありますがσ(^_^;)

もうすぐ私の小学校からの親友の出産予定日。
自分の事のように緊張します。

彼女はとてもおっとりした子で、バカ言う私にもニコニコ付き合ってくれる人。
お腹の中の赤ちゃんも彼女に似るのかな。
どんな気持ちでお腹の中でその時を待っているのかな。

以前、生まれる前の記憶を話す子の本にすごく興味がありました。

皆さんもお子さんからお話してもらった事ありますか?

お母さんやお父さん、家族の声、
お母さんの音や温もり、
周りの音。
沢山の経験をお腹の中でした赤ちゃんは、どんな気持ちでいるのでしょう。

お腹の中の記憶は大きくなるにつれ忘れていき、そして恥ずかしいからお母さんにコッソリお話したい子も多いそうです。

私も長男が3歳位の時、一緒にお風呂に入った時にコッソリ聞いたことがあります。

私「お腹にいた時の事、覚えてる?」
長男「うん。○○(妹)ちゃんとぉー、違う子と一緒に遊んでたよ」
私「もう違う子は誰?」
長男「知らない」
それ以上の事は話してくれませんでした。

当時、長男は妹以外とほとんど交流がなかったので、誰なんだろう?と疑問に思いましたが、
数年後、3人のお兄ちゃんに。ひょっとして!と思ったものです。

長女もお話出来るようになった頃、同じように質問しました。

体操座りのように丸まり、
「こうやってね、クルーってして遊んでたよ。真っ暗だったよ」
と、お腹の中での記憶を教えてくれました。

2人は今はもうその話を覚えていません。
聞いても笑います。

ちなみに3番目の子は「わからん」との事。
末っ子がお話出来るようになった頃にまた聞いてみたいです。

本の中で、子どもが両親が結婚する前にデートしていた場所を知っていたり、ママのところに行きたかったから神様にお願いしたという子ども達の話があります。

また本以外にも、お腹に宿る前に神様から
「君は生きる間こういう経験をするよ。○歳まで生きる。それでもいいか?」と神様とお約束をしてきたという話も。

神秘的な話に、信じられないと言うよりも只々感動してしまいました。

子ども時代は自分たちも辿ってきた道。
以前、知人が
「俺ね、ベビーベッドにいた時の記憶があるで」
「母さんがなかなかこっちに来てくれんくて、泣いて呼んだ」
と、教えてくれました。
いつの時期かは全くわからないそうですが、鮮明に残っていると言います。

普段話す事のない体験や気持ちを聞く事で、また違う目線で色々見えてくるかもしれませんね。
まだ聞いた事のない方、お子さんとコッソリ、秘密のお話をしてみませんか(^-^)

子どもとオモチャ

2013.9.10

子どもとオモチャ

こんにちは、トモです。
今日もストローファームは木の香りと機械音が響き、新しいオモチャ達が生まれています。

オモチャが出来るまでに辿る沢山の工程。
色や木目を考え、また安心して使用していただけるよう、一つ一つ確認しながら作業していきます。
心をこめ、全て手作業で作る為、どうしても時間がかかります。

木の成長過程から考えたら、出来上がってお客様の手に渡るまでに実に数十年!深い~( ;´Д`)

子どもが生まれてからオモチャについて考えたこと。
可愛さ、片付けやすさ、知育、あとはもちろん子どもが興味を示す度合い。

我が家の4人の子ども達のおもちゃ達は、生まれて初めて触るものから現在に至るまで、まさに多種多様!

私のお腹の中で大切に育み、同じような環境の下に育って来たと思うのですが、興味を示す物がそれぞれ全く違いました。
性格は違えども、おもちゃなどは目の前にある物に興味を示し、上の子のおもちゃで遊ぶ。
みたいな感じを想像していた私には驚きでした。

しかし生まれてすぐから好みは違い、上の子が赤ちゃんの時にめちゃくちゃ気に入っていたものを持たせてみても、下の子達は興味を示す事はありませんでした。

個性を大事にしたいとイベント毎に購入してきたおもちゃ。

中でも次男の欲しがるのは個性に富んだ物ばかりです。
おもちゃ箱の中を除くと、お面や自衛隊グッズばかり。

ちなみに昨年、サンタさんにお願いするお手紙に書いたプレゼントは『獅子頭』と『足袋』。
誕生日には、ストローファームの工房で獅子舞の飾りを作らせてもらい、カバンに付けてました(笑)

一昨年にもサンタさんにお願いした『獅子舞』。
ネットで調べたら数万円!
なんとか自分で彫れないかと本気で悩みました。

諦めかけたある日、
とあるお店の前を通るとそこには獅子舞の着ぐるみ。
「うひょー!」と飛び付いた私。
ちょうどいい大きさ!最高じゃないか!
次男が絶対喜ぶ。私の中ではもう獅子舞の太鼓の音まで聞こえる!
レジの前でラッピング待ちする私の頭の中はまさに獅子舞LIVE。

クリスマスの朝、次男の歓喜の雄叫びが聞けたのは言うまでもありません。
ちなみに昨年は富山県氷見よりダンボール製の獅子頭をお取り寄せ。
これまたクオリティが高く、次男大喜び!
夜なべして組み立てた甲斐がありました。

今日も唐草模様の布を振り回し獅子舞の練習中です。
いつかこの努力が実りますように。

子どもの時に大切にしたおもちゃや身の回りの物は、大人になっても心に残っています。

私が小さかった頃、家族は皆敷地内にあった工場で働いていました。
家にいる時はいつも1人でした。
おもちゃは時間を共にする大切な仲間でもありました。
そして工場にいる時は機械と一緒でした。
機械は私の興味を沢山引き出してくれました。

小さい時の思い出は一生物です。
大切な物は一生残ります。

ストローファームには一生物となるおもちゃがあります。
使い込むほど味が出てきます。
木目も一つ一つ違うので、自分オリジナルのおもちゃになる事でしょう。

ストローファームのおもちゃと共に、ステキで楽しい思い出を沢山つくりましょう!
私達はそのきっかけ作りをしていきたいです。

サクラのおはなし

2013.9.10

ストローファームでヒノキの次に多く使われている木はサクラでしょう。
サクラはヒノキよりも固く、年輪がわかりにくくて、樹皮の近くの白い部分と、幹の中心の油分を溜め込んだ濃い色の部分との境目がはっきり分かれます。
ヒノキは柔らかくて温かみがあるのに対し、サクラは固くて冷たく、つやつや、すべすべしています。
色も、ムラのない赤みがかかった茶色だったり、ムラの激しい緑色だったり、濃い茶色だったりと、本当に同じ木なの?と思えるぐらいバラエティ豊かです。

サクラのおもちゃを磨いているとき、あまり削れなくなったサンドペーパーだと、木の表面が焦げてしまうことがあります。このとき、不思議なことにまるでパンが焼けるような甘い香りがするのです。
私はストローファームに勤めだしたばかりのとき、社長婦人(ようこさん)がパン作りが得意と聞いていたのを思い出し、「あぁ、ようこさんがパンを焼きだしたのかなぁ」と思っていました。その当時はまだ社長たちは工房に改装した家に住んでいたものですから。
サクラが燻製用のチップとして人気が高いのもうなずけますね。

さてこのサクラ、木材になるのは私たちがよく公園や街中で花を楽しむ、ソメイヨシノではありません。サクラは日本だけでも数十種類あるそうですが、木材に適したのはわずかしかありません。主にヤマザクラを使うことが多いです。
ソメイヨシノは日本全国どこにでも咲いているので、木材にたくさん使えるかと思うと、そうではありません。ソメイヨシノは観賞用にのみ作られたサクラで、短命、病害虫にも弱いのです。ですから家具などにするには耐久性が弱いのでしょう。

以前社長が「ソメイヨシノは木目が美しくなくておもちゃには使えない」というようなことを言っていましたが、どんな木目なんでしょうか。けっこうマニアックな模様の板に出会うとわくわくしてしまう私としては、ちょっと気になります(笑)

ところで、源氏物語の中にも、サクラを愛で、散りゆく花に思いを馳せるシーンがあります。当時の人々が見ていたサクラはヤマザクラ。
ヤマザクラは真っ赤な葉と白い花が同時に枝を飾ります。そしてヤマザクラの枝は一本一本が天に向かって伸びています。(ソメイヨシノは人間が見やすいように横に枝を伸ばしますね。この辺もサクラの性格が表れているようです。)
そんな燦然と立つヤマザクラは、人間に媚を売ることなく、険しい山肌にさえも彩を加えます。
私はヤマザクラの雄々しい姿も大好きです。
花の美しさと、木材としてのすばらしさ、煙のかおり。ヤマザクラは本当にすばらしい樹なんです。

ヒノキのおはなし

2013.9.10

ストローファームで使っている木は、ヒノキ、サクラ、ケヤキ、スギが中心です。
特に一番人気をいただいている“おふろでちゃぷちゃぷ”という商品はすべてヒノキでできていて、ヒノキが一番よく使われる木です。

今回はヒノキという木についてお話します^^

ヒノキは建築用には最高の木だと言われています。木目がまっすぐで、やわらかくて加工しやすい上に、すごく耐久性があるのです。
なんと、ヒノキは伐採してから200年かけて強くなり、その後1000年かけて徐々に弱くなるそうです。
法隆寺や薬師寺の塔はヒノキで造られているために、1300年経った今でも残っていられるんだとか。
200年とか…1000年とか…スパンが長すぎて驚いてしまいますね。

また、ヒノキ風呂やヒノキ桶というのがあるように、ヒノキは水にも強いのです。

このように昔から大切に使われてきたために、太古の日本語で最高のものを表す「日」をつけて、「日の木」という名前になったという説があります。

ヒノキは削ると独特の香りがします。
この香りには虫除けの効果もあるんだとか。ヒノキオイルは、とても強い清涼感のある香りがします。でも人間が嗅ぐとリラックス効果があるというから面白いですね。
私たちは毎日ヒノキの香りに包まれて仕事をしています。

板に製材したヒノキは、外側が黄みがかかった白色、幹の中心は淡いピンク色をしています。
木目がまっすぐな板が多いですが、どういう成長をしたのか、マーブル模様の木目もあります。それから、紫色の木目があったり、油を多く含んだ部分は真っ赤だったりと、個性豊かです。
磨いていると、木目が思わぬ模様になって現れたりして驚かされます。

“おふろでちゃぷちゃぷ”を買ってくださった方、ぜひ一つ一つ木目を眺めてみてください。“おふろでちゃぷちゃぷ”は仕上げのオイルを塗っていないので、ヒノキの木目がよくでています。
一つ一つがみんな違っていることに気づくでしょう。
お風呂やプールに浮かべてヒノキの香りを楽しんでくださいね^^

(追記)このように、丈夫で、長持ちして、湿気にも強く、加工しやすく、木目も美しく、香りにもリラックス効果がある、最強の木、ヒノキ。
ちなみに英語名はJapanese cypress。
実は日本の固有種で、もともとは日本と台湾にしか生えていなかったんです。

こんなすばらしい樹がある日本の自然って、本当にすばらしいですよね。

トモ家族、木との出会い

2013.9.8

トモ家族、木との出会い

こんにちは
荒れた天気のあとは気持ちの良い青空が広がりました。
高知の太陽は熱いではなく痛い!ですが、雲はすっかり秋の様子を見せています。
私の好きな季節( ´▽`)
朝晩も冷えてきましたね。
天気も相変わらず不安定ですが、体調崩さぬようご自愛ください!

さて、今回は我が家の木の出会いについて書きたいと思います。

我が家は3年半前に家を建てました。
家を建てるって簡単な事と考えていた私。(金銭面除いて...)
本屋さんで適当にマイホーム関連の本を何冊か購入し、パラパラ。
どれも素敵~( *´艸`)

住宅会社を色々回った所で柱や梁の木目や床の質感が気になり出しました。
見た目や間取りばかりで、実際手に触れることを忘れていた私。
そんな時、知人から紹介された工務店へ行き、ゴーンと衝撃を受けました。
工務店の社長さんは木の話をすると止まらなくなるような方で、私達夫婦に何時間もかけ木の話をしてくれました。
木なんて全部同じだと考えていた自分が恥ずかしいと思える時間でした。
本当は決める寸前の住宅会社があったのですが、主人の「やっぱり高知の木がいい!」との一言で、木の大好きな社長さんがいる工務店に決めました。

工務店からの紹介で、実際に山へ行って間伐の事を勉強しに行きました。

高知県の嶺北地域。
現地の木材会社の社長と、高知の木材関係の仕事をしていらっしゃる方、あとは我が家トモ夫婦+3人の子ども達で山の中へ!
最近は遠くからしか見る事のなかった山へ行くのはワクワクしました。
その時我が家で流行していたグーニーズのように冒険した先にその場所はありました。
私達が通ってきた所は、少しだけ木漏れ日が入り足元は枯れた草木が一面に。
しかし社長さんが指を指した先には太陽光を沢山浴びる杉の木と、青々とした地が広がっていました。

木を切り、隣の木との間隔を広げてあげる事で、光が入り緑が生まれている。
生きている森と元気のない森は一目瞭然でした。
間伐する事は森を元気にする事。
その間伐した木を人間が使う事は、森を元気にする手助けだと教えてもらいました。

間伐された木がどのようにして活かされるのか、材木置き場や木材の製材所を回りました。
製材の過程で出た木屑は木製ペレットとなるそうです。
木製ペレットはビニールハウスなどで温風を出すために使われます。
最後にお土産にもらった桧のボールはとても心地よい肌触りで、寒い冬に触ると温もりを感じる優しいオモチャでした。

山を助け、その報酬として得られるものはとても大きいのだと知る事が出来ました。
そしてまた家造りを改めて深く考える事が出来たのです。

毎日子ども達が騒ぎ、木には傷がつきます。
初めは怒りまくり、泣きそうだったのが本音。
でも「この傷一つ一つが家族との思い出、この家の歴史になるんだよ」と知人から教えてもらいました。
さすがに酷い時には「コラー!」となりますが((´・ω・`;))

でも木には復活する力もあります。
水を含むと膨張し元に戻る力が働きます。
夏はサラサラと裸足で歩くのが気持ちが良く、寒い冬に床がヒヤッとすることもありません。
美しい木目にウットリ...
温もりあふれる毎日を過ごせています。

木と共に生活する事は自然な事。
見回せばどこにでもあります。
その一本一本に意味があるという事、植えた人の思いがあるという事を考えるととても深いですよね。

とても良い方達との出会いをいただき、木の優しさ、凄さを身を持って体験した私達は、この出会いを大切に忘れずに居たいと感じています。

はじめましてのブログと私。

2013.9.8

はじめましてのブログと私。

はじめまして!こんにちは!
工房スタッフのトモです。
このたび新しくブログの仲間入りさせていただく事になりました。
文才には自信がありませんが、皆様に色々発信できるよう頑張ってまいりますので、どうか暖かい心で見守っていただければ幸いです。

私がストローファームのスタッフになって1年半。
元々物を作ることが大好きだった私は、ここで仕事がしたい!何か役に立ちたい!と強く願い入社しました。
けれど家庭と仕事の両立が出来るか不安もありました。

我が家には4人の子ども達がいます。
毎日が戦闘状態、食事の時間はまるで宴会のよう。
朝からバタバタと小学生の子ども達を見送ると、末っ子を保育園へ連れて行きます。
工房へ着くと「間に合ったぁー」とホッとため息。
夕方も保育園のお迎えと同時にまたバタバタとした毎日を送っています。

子育てしながら仕事をする上で心配な事は子どもの体調や行事。
朝は元気いっぱいだったのに、保育園から「お迎えお願いします」の電話が鳴る事は日常茶飯事。
行事も年中あります。
そんな時、子どもの側に居てあげたいという気持ちと、他のスタッフさん達や工房に迷惑をかける申し訳ない気持ちが入り混じります。
でもそんなごちゃ混ぜになる気持ちにいつも「子どもさんの側に着いていてあげて」と暖かい声をかけてくれる社長夫妻やスタッフさん達。
本当に良い職場に巡り合えた!と心から感謝感謝の毎日です。

そして家族の協力にも支えられ、今の毎日があります。
中でも現在小学5年の長男。
色々悩んでいた時期に「絶対辞めたらいかんで」と喝をいれてくれました。
愛読書はストローファームのカタログという長男は、ストローファームの大ファンでもあります。
「仕事どうだった?」「今日は何を作った?」と帰宅すると興味津々。
他の子ども達もストローファームのおもちゃが大好きです。
中でも『おふろでちゃぷちゃぷ』は大人気!
2歳の末っ子をはじめ、10歳の上の子まで大興奮です。
お風呂に浮かべて網ですくったり、パズルをしたり、積み上げ競争したり。
お魚の名前を憶えるのも楽しくて、大人も一緒に幅広く遊べます。
ちなみに高知では魚のことを「びんび」と言うんですよー。
「びんびあったぁー!」と末っ子が嬉しそうにちゃぷちゃぷのお魚を見せてくれるので、こっちまで嬉しくなります。
桧の香りに「はぁ~」と癒されていた事も。
やっぱり子ども達も木の香りは大好きなんだと実感しました。
お風呂に響く子どもの笑い声と広がる桧の香り、とっても贅沢なお風呂タイムになります。
忙しい毎日ではありますが、ちょっとした癒しの時間を大切にしていきたいと思います。

私にはまだまだ勉強しなければならないことが沢山あります。
作業内容だけでなく、仕事と家庭と両立する上で学んでいく事も沢山あるでしょう。
沢山学び、今よりもっと自分を成長させて全国の子どもさんにおもちゃを作ってあげたい!
頑張りますよー!