itchy feet
2013.12.10
こんにちは、アカネです。
いよいよ12月になりました!ストローファームではクリスマスのおもちゃを作るのに大忙しです。ひたすら切ったり、削ったり、磨いたり、組み立てたり。まるでサンタさんの工房さながらです。サンタさんには妖精の助っ人がいるといいますが…ストローファームにもいてくれたらなぁ♪
さて、前回の薪ストーブの記事の続きです。
ストローファームには大きな薪ストーブがあって、製材の時に出た木切れを薪にしています。薪ストーブの周りは本当にあったか。数十秒間背中を暖めると、ぽっかぽかになります。木が燃えている匂いも好きだし、ストーブの耐熱ガラスから見える炎も好き・・・。
寒い通勤、薪ストーブの工房に入るとほっとします。
しかし、そんな薪ストーブ天国もつかの間。私を地獄へと突き落とす、“あいつ”が現れるのです。
身体がぽかぽかしてくると、疼き始める、足先・・・。
かかと、小指、中指、親指。そう、それは霜焼け。
私は霜焼け体質で、すぐに指という指に出来てしまうのです。
はじめのうちは靴の上から霜焼けを踏んで、かゆみを紛らわせます。けれど、だんだんそれでは効かなくなる。しまいには、靴を脱いで足を何かに打ちつけたり、揉んだり。それはそれはイライラします。
「去年お昼休みに歩いてた時は、霜焼けできんかったって言ってなかった?」
私を見かねたトモさんがアドバイスをくれました。
そういえば去年健康のためにお昼休みにウォーキングしていたときは、霜焼けも立ちくらみも無かったような・・・。
そうと知ったら、また歩きに行くしかありません!!
トモさんも運動のため歩きたかったところで、再び昼休みのウォーキングが始まりました。
ストローファームの周りは、川あり、田んぼあり、山あり、民家ありとなかなか素敵なお散歩コースなんですよ♪
イチョウの木々が色づいてました^^ 堂々と青空にさんざめくイチョウ、とっても綺麗でした。
今回のタイトルのitchy feet、直訳すると「かゆい足」という意味ですが、転じて旅行に行きたくてうずうずしている、という意味で使われます。
実際にむずがゆくって、血行不良や冷え性を解消するためにも、工房から出て歩きたくってしょうがない!
まさにitchy feetな私でした。
意識して身体を動かすことを心がけたら、あれほどかゆかった霜焼け、いつの間にか治っていました。
まだまだ冬は長く、その間何度もできたり治ったりするのでしょう。でも、一番大事なのは、血行を良くすること。身体を冷やさないこと。それにはやっぱり、身体を動かすのが一番です。
お母さん
2013.12.9
こんにちは、トモです。
最近保育と小学校では立て続けに行事があります
園児も児童も少ない地域ですので、ほぼ全員の保護者が準備を手伝います。地域のお婆ちゃんにもお手伝いをお願いすることもあります。
正直準備はとても労力が要り、しんどい時も多いです。栄養ドリンクを飲みながら踏ん張る時もありました。
しかしやっぱり子ども達が楽しんでくれている顔を見ると疲れも吹っ飛び、地域の方々が喜んでくれていると私たちも嬉しくなります。
準備に忙しくしていたのは保護者だけではありません。子ども達はもちろん、先生たちは夕方遅くまで残り準備を進めてきました。
まだイベントは続きますが、皆が楽しんでくれるよう頑張らなければ((o(´∀`)o))
今回、保育園のイベントで初めて子ども達が開いたレストランへに入る事が出来ました。
シェフは給食の先生。ウェイターとウェイトレス、レジの係りは子ども達が頑張りお仕事お仕事!
「少々お待ちください」なんて大人のように言う姿に「可愛い~」と声があがります。
注文していたピノキオのお寿司を可愛いウェイトレスさんが運んできてくれました。このピノキオのお寿司が可愛すぎて思わず写真を撮りました。
目はグリーンピース、鼻はウインナー、口は人参。帽子もとても手がこんでいて食べるのがもったいないほど。
他の可愛いメニューにもうっとりしながら美味しくいただきました。
保育のイベントに遊びに来ていた小学生の上の子達が、私に用事があるため「お母さん」と私を呼びました。実は心の中はめちゃくちゃくすぐったい私。
普段子ども達は家で私を「ママ」と呼びます。
自分が考えるお母さん像とは自分がかけ離れていると感じているので、「お母さん」と呼ばれる事に戸惑ってしまう程。
しかし小学生になると「ママ」と呼ぶことが恥ずかしくなるようで、外では「お母さん」、家では「ママ」と使い分けるようになりました。
あなたは自分の母親を何と呼んでいらっしゃいますか?そして子ども達からは何と呼ばれていますか?
元々「おっかさん」が主流だった昔。「お母さん」と言う呼び方は江戸時代に中流階級以上で使われ、明治になってから教科書で採用され広まったそうです。
様々な呼称がある中、今では「お母さん」が主流となりました。
話が少し飛んでしまいましたが、子ども達が呼び方を使い分けるようになってから私も外では自分を「お母さん」と言うようになりました。
ちょっと違和感もありますし心がくすぐったいのですが、少しずつ慣れて行って「お母さん」にも自信持って返事が出来るようになりたいなと思っています。
貴重な機会
2013.12.6
こんにちはトモです。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきて、キリッとした空気の中で洗濯物を干していると気分も引き締まる感じがします。
さて、今の時期、安芸市とお隣の芸西村では県外から沢山の方が訪れます。
安芸市の球場には阪神タイガースがキャンプに。
芸西村ではカシオワールドオープンというゴルフの大会が行われるのです。
普段近くで見られる機会がなかなかないのですが、子ども達の通う保育園と小学校ではこれまで貴重な経験をさせてもらいました。
数年前、長男が保育に通っている時には阪神の選手の方々に直接手作りの芋ケンピをプレゼントしに球場へ。子ども達はとても大きな体の選手を前に、緊張しながら芋ケンピを渡しました。
阪神の選手は保育園まで何度か野球を教えに来てくれた事もありました。昨年はトラッキーの着ぐるみもきてくれて子ども達は大喜び!!
野球に興味がなかった子ども達。今ではテレビで阪神が出ていると「あ!タイガースやー!」と嬉しそうにしています。
そして今年、長男の通う小学校高学年の子達はカシオワールドオープンに呼んでいただき、大きなゴルフの大会を見学させていただきました。
長男がカシオワールドオープンを見に行くのは萩野さんの奥さん(ようこさん)に連れて行っていただいた昨年に続き今回で2回目。
ゴルフの大会は選手も観客も緊張の連続で、あのシーンと静まり返る時間は独特な空気が流れているなと感じます。そしてまた一体感も感じられます。
小さな子ども達が遊べるスペースもあり、スナッグゴルフができるコースも作ってくれています。
スナッグゴルフはアメリカのプロゴルファーが開発した新しいスポーツで、2本のクラブを使いスタートからスナッグフラッグと呼ばれる旗に何打でゴルフボールをくっつけられるかを競います。日本では2002年から導入され今では3世代スポーツとして。また、教育の現場やリハビリとして様々な場所で導入されており沢山の人達が楽しんでいます。
簡単かと思いきや芝の状態やコースに傾斜があるため力加減が難しい。しかも打ちたい方向にボールが飛ばない!これが1番致命的。どう見ても周りよりも無駄に打数を重ねながら子どもと一緒に盛り上がりました。
そんなスナッグゴルフ、今年も用意してくれていたそうで早速楽しんできたようです。
ゴルフも見学でき、色々な説明やスナッグゴルフのプレイも楽しんできた長男。もらった帽子を嬉しそうにかぶって帰宅しました。
野球、ゴルフ以外にも力士の方々が保育園に訪問してくれたこともあり、自分達よりも何倍も大きく強いお相撲さんに子ども達は大興奮!
そして昨年、小学校で『能』の公演が行われました。
普段なかなか見られない事や初めて知る世界に子ども達は目を輝かせ、沢山の事を学ばせていただきました。
この貴重な体験を忘れる事なく活かして欲しい、そしてまた新しい世界での出会いを大切にしていってもらいたいと心から願っています。
自転車
2013.12.5
「ねぇ!自転車の練習してかまん?」
春から次男は自転車の練習に精を出しています。
次男は小学校1年生。
周りからしたら少し遅いのですが、交通ルールやブレーキをかける握力、そして何よりも次男の性格を考えると小学校に入ってからの方がいいかなと考え遅めの自転車デビューになりました。
周りの友達は自転車に乗り、色々な場所へ出かけています。その姿を見て憧れていた次男。
一緒に学校の運動場へ行くと早速またがり練習開始!
「ちゃんと持ってよ」「離さんとってよ!」
かなり不安そうな顔の次男。
でもフラフラしながらも乗れてるじゃないか!
こっそり手を離すと自転車をこぐ次男の背中がどんどん遠ざかりました。
しかし大きな問題発生。
ブレーキを使わずに止まるのです。
足を地面に付けザザザーッと止まるのでブレーキを使うように言うと、なぜか慌てて転んでしまいます。
カーブも右回りはスイスイ行くのに左回りはふらついて転ぶ事も。
だんだん嫌になってきた次男。
私は子どもが「無理ー」と何もかも諦めがちな態度をとることを激しく残念に思うので、時に厳しくすることもあります。
もちろん本当に無理矢理にはさせる事はないのですが、やり方やコツを一つ一つまた教え、子どもがもうちょっと頑張ってみようかな!と思えるようになったらその気持ちも大事にしてもらいたいのです。
「無理ー」と言っていた時とは違い挑戦する表情に変わった時、思い切り背中を押します。目は離しませんが手は離します。
やってはフラつき、転ぶ。でもさっきとは全然違っているのがよくわかります。
「すごいやんかー!」と近寄ると、ものすごく良い表情をしていました。
そこからまた何度も挑戦。ブレーキはどうしても足が先に出てしまいますが、手もだいぶ早くに反応できるように。左回りはバッチリ回れるようになりました。
これはただの私の自己満足なのですが、頑張った経験を共有できた事が嬉しかったです。
自転車の練習にも慣れてきたある日。
次男が走り回っている時に校庭にある鉄棒が目に入りました。
私は小6まで逆上がりが出来ず、悔しくて毎日放課後暗くなるまでひたすら練習しました。
土日も学校に来て練習。手もお腹も痛かったけど、とにかく逆上がりが出来るようになりたかった。
長い練習が続いたある日、放課後にいつものように逆上がりをしてみると(グルン!)と回れたのです。
一緒にいた友達も驚き、職員室にいた先生達が拍手してくれた光景を今でも思い出します。涙涙の光景。
頑張って乗り越えた思い出は本当に宝物。
そんな思い出に浸りながら久しぶりに鉄棒で逆上がりに挑戦。
あれ?出来ない?
隣にいた旦那は大爆笑。
そんなはずはない!と何度も挑戦するものの、重たくなった体は重力に逆らえず全く上がらなくなっていました。
お腹も手も痛い。終いには頭を振りすぎて頭痛まで。
「もう無理ー」
そう言いながら帰る私。
子どもを見習って、また逆上がりの練習に励みたいと思います。
トモでした(´Д` )
薪ストーブ
2013.12.3
こんにちは、アカネです。
早いものでもう12月になりました。きっとこのブログをご覧の皆様の中には、お家の窓から雪景色が見える方もいらっしゃるでしょう。安芸市では年に1回ほど積もるほどの雪が降ります。この辺では雪は珍しいので、雪景色は幻想的で何とも言えない厳かな気持ちになります。
今年の冬は暖かくてまだ氷も張っていませんが、ストローファームの冬の風物詩といえば、これ。
薪ストーブ!!
この薪ストーブ、安芸市の溶接屋さんが作ったもの。巨大なタイヤのホイールをつなげて作ってます!
上が平たくなってて、お湯を沸かしたりお餅が焼けたりする優れもの。ストローファームでは木粉が舞っているので、この巨大な薬缶のお湯を飲んだりはしていませんが・・・。
薪ストーブ担当は社長。毎朝スタッフが出勤する前から、工房を温めてくれています。
薪ストーブに使っている木は、すべてストローファームの廃材。煙の出方を考えて、社長が燃やす木を選んでいます。
ストーブの中の炎はとってもキレイです。燃え盛るゆらめく炎も、炭になった木の中で真っ赤に輝く火も、身体だけじゃなくって心まで熱くさせてくれます♡♡
私の家はごく最近まで薪でお風呂を沸かしていました。
子供のころから火は身近にあって、お風呂の焚き口の中の炎を見つめるのが好きでした。うまい具合に薪が並んで火力が上がると、蓋を閉めた時に「シュゴッ!シュゴッ!シュゴッ!」と蒸気機関みたいな音がしました。
濡らした新聞紙で卵を包んで、焚き口の中でゆで卵を作ってみたり、お芋を焼いてみたり。子供のころそんなことをして遊びました。
私がストローファームに勤め出してからは、ストローファームの薪に本当にお世話になりました。ストローファームの廃材は、良く乾いていて最高の薪でした。
今はトイレとお風呂を改装して、焚き口を潰してしまいました。本当に残念です。火のある暮らしは、子供たちにいろいろなことを学ばせられると思っていたのですが・・・。
このようないろいろなことを、薪ストーブは思い起こさせてくれます。
朝、出勤してきたときに工房の前から漂う、懐かしい匂い。火の姿。重ならないように薪をくべるところ。
ノスタルジックで、あったかい。
そんなほっこりした気持ちになりながら、この時期はおもちゃ作りに励んでいます。
・・・・しかし一つだけ、私の薪ストーブ天国を地獄に変える、困ったヤツがいるのですが・・・。この話は次回の記事でお話ししましょう(笑)
年末が近付いて来た!
2013.12.2
こんにちはトモです。
先日、高知さんさんテレビでの放送番組「サタ☆マガ」で、ストローファームを取り上げていただきました。
私自身、ストローファームに仲間入りしてからテレビ取材は今回で2回目。
前回はとある番組の突撃取材だったのですが、あまりの緊張と、たまたまきついスカートを履いてきてしまったという激しい後悔が重なり、何を喋ったのか覚えてない状態。
張り切りすぎたのか、放送日当日は急な目眩を起してしまい病院へ。
しかも知人や親族に宣伝しまくったのに、私の部分はカットされていたそう(*_*)
そんな前科のある私に全く期待していない家族。私だけ盛り上がり、ハードの録画予約もバッチリ!!
夕食の準備をしながらソワソワ。
サタ☆マガが始まると、次男も私につられソワソワ。
「ねぇまだ?」「またうつしてもらえなかった?」と。
夕食を作る手は完全に止まり、子ども達とテレビの前に釘付け状態でした。
そして育児グッズ紹介のコーナーでストローファームが!
オモチャと共にスタッフがオモチャ作りをする場面も紹介していただき、また少しでもストローファームの思いが伝わったらいいなと感じました。
高知の木のこと、そこから生まれる沢山の事の一つを、こうして取り上げていただけた事を嬉しく思います。
放送が終わると口を開けたままの次男が「ママがうつっちょった!」と一言、目を大きく開いて興奮していました。期待に添えたようで良かった^^;
さて話は変わりますが、
近くの保育や小学校では餅つきの行事が行われる季節になりました。
保護者も参加して火を起し、薪をくべたり空気を送り込んだりして餅米を炊きます。
親は顔がすすで真っ黒になりながら、元気な子ども達が杵と臼で上手にお餅をつくのを見て皆笑顔がこぼれます。
近所のおばあちゃん達も手伝いに来てくれて、皆で餡子を丸め、お餅を丸め、沢山のあんこ餅が出来上がります。
出来たてのお餅はほんわかと温かく、そして餡子の甘みを上手に引き立ててくれます。
お土産で持って帰るはずのお餅を我慢できずに食べちゃう子もいます。
保育ではお餅にさつまいもを練り込んだ「芋餅」も。
考えただけでお腹が空きます(●´艸`)
寒くなってきたこの季節。
お餅つきが始まると年末が近付いて来たなと実感します。
また今年も元気に「よいしょー!」と子ども達の声を聞いて、年末の準備に入っていきます。