手作り木のおもちゃ 節句特集2025
桃の節句は、上巳(じょうし)の節句とも呼ばれ、五節句の一つです。旧暦の3月3日にあたるこの日は、桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」と呼ばれるようになりました。桃の花は不老長寿や邪気払いの象徴とされ、女の子の節句であるひな祭りには、娘の厄を取り除き幸せな人生を願うひな人形や桃の花を飾ります。
ひな祭りには、白・緑・ピンクのひし餅や雛あられを用意し、これらの色はそれぞれ清浄(白)、健康(緑)、魔除け(ピンク)を象徴します。また、ひな祭りの料理には、長寿を願う海老や良縁を願うはまぐりのお吸い物など、意味を込めた食べ物が用意され、この日は女の子の健やかな成長と幸福を祝います。
端午の節句は、古くから日本の伝統的な行事として重要な位置を占めています。この祭りは、5月の初めに行われる「厄払い」の行事が起源となっており、その後江戸時代には、家の後継ぎとして生まれた男の子が無事成長していくことを祈り、一族の繁栄を願う重要な行事に発展しました。
端午の節句には、子供たちが健やかに成長することを願い、こいのぼりや兜を飾ります。これらの伝統的な飾り物には、子供たちがどんな環境にも耐え、立派な人になるようにとの願いが込められています。
一つ一つ手づくりで出来上がっていきます
高知県産の良質なヒノキでできたおもちゃ
ヒノキは柔らかくて軽く、なめらかで優しい肌触り。
リラックス効果があるとされる特有の香りが人気です。
木肌は光沢があり、淡いピンク色や黄味を含んだ白色で、使い込むと飴色に変化していきます。
また、耐湿・耐水性に優れ、保存性が高いのも特徴です。
日本が誇る伝統工芸品「土佐和紙」でお包み
特別なギフトラッピングを無料で承ります
大切な贈り物を高知県の「土佐和紙」で心を込めてお包みいたします。
和紙は明るく清潔感がある白。原料となる楮(こうぞ)の細長い繊維がなめらかな模様を描く雲竜紙(うんりゅうし)を使用しています。上品な薄さと透け感がありながらも強度があるのが特徴です。
リボンは高知の海や空を連想させるような、日本の伝統色「白群(びゃくぐん)」と呼ばれる色を合わせました。山のくじら舎のロゴが入ったマットシルバーのシールでお付けします。
ご出産やお誕生日をはじめ、大切な記念日・お祝いへのギフトにぜひご利用ください。
受賞歴
かくれんぼパズルシリーズが〈グッド・トイ2022/林野庁長官賞〉を受賞。山のくじら舎の取り組みが〈令和3年度ふるさとづくり大賞/団体表彰(総務大臣表彰)〉を受賞するなど、数々の賞をいただいています。
山のくじら舎の製品ができるまで
1.仕入れ
「山のくじら舎」で扱う木材は、全て高知県内の木材店から直径30~40cmの丸太の状態で仕入れております。木目の美しさ、そしてリラックス効果も高い香りの良さから、主に土佐ヒノキを使用しております。強度が必要な部分については桜やケヤキなどを使用し、小さなお子さまが多少乱暴に扱っても壊れないように工夫しております。
2.製材・自然乾燥
地元の製材所で形を整えてもらい、その後、約1年間自然乾燥させます。現在主流の人工乾燥と比べ時間はかかりますが、木に含まれる水分を自然の力で蒸発させることによって、木の細胞を痛めることなく、木材特有の色艶や香りを引き出すことができます。また加工を施した際に起こる変形も防ぐことができ、より長くご愛用いただける製品へと生まれ変わります。
3.木づくり
仕入れから一年後、いよいよ製品作り。製品ごとに最適な木の種類や厚みを計算します。丸のこで切り、自動カンナで直角を出した後、手押しカンナでサイズを測っていきます。厚みや長さを決めたら、製品の形を木に絵付けしていきます。
4.切り抜き
絵付けをした材料を、一つずつ丁寧に糸のこで切り抜いていきます。現在子どもを育てているママさん職人の手仕事です。自分たちの子どもが使うことも思い浮かべながら、日々素材と向き合っております。
5.まぁるく仕上げ
切り抜いただけでは角が残っています。特におもちゃに関しては、お子さまが遊ぶ時に怪我をしないように、ヤスリで丸みを出していきます。均等に柔らかな丸みを出すのは難しい作業ですが、長年の経験を積んだ技術で、小さなお子さまでも安心して遊んでもらえるよう、細心の注意を払い仕上げていきます。
6.組み立て・塗装・検査
細かな部材で作られるおもちゃをパーツごとに組み上げていきます。仕上げには、汚れ防止と木の光沢を出す為に、お子さまが舐めても安全な植物性オイルを塗ります。(※「おふろでちゃぷちゃぷ」、「NABEBAN」各種は無塗装です)最後に一つひとつ目で見て、触って、使用感や動作確認を行う検品を終え、皆さまへお届けします。
スタッフは木製玩具が作りたくて、全国から集まった、女性職人たちです。
我が子を、そして大切な家族を思うお母さんの気持ちにも似た愛情を、その小さなひとつひとつに閉じ込めて。これからもぬくもりのある、優しい木の道具を作り続けていきたいと思います。